なぜ年末に大掃除をするの?由来や歴史と片付けのコツを紹介

年末が近づくと意識すべき行事。それが大掃除です。しかし、今更ではありますが、なぜ年末に大掃除を行うのでしょうか。

今回は年末に大掃除をする理由を追求してみました。また、年末でたくさんの不用品が出たときの処分方法についてもご紹介していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

理由はあるの?年末の大掃除をやる意味

掃除という文化が日本に入った時期は、592~710年頃の飛鳥時代と言われています。大掃除という考えが広まるのは平安時代(794~1185年)に入ってから。当時は12月に1年間の煤を払い、神様を迎える「煤払い(すすはらい)」という宮中行事でした。

鎌倉時代以降もその風習は寺社仏閣に広がりましたが、江戸時代になると12月13日が「煤納めの日」と定め、江戸城の大掃除が行われるようになります。そして、これがきっかけで一般庶民にまで大掃除の文化が広まり、現在に至ったと言えるでしょう。

ちなみに、現在も神社仏閣では12月13日に煤払いが行われています。そのため、大掃除は12月13日に行うことが正しいと言えるかもしれません。

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年末の大掃除は28日に終わらせる?その理由は

年末の大掃除は「やってはいけない」と言われる日があります。それは、29日と31日、それと1月1日です。

29日に大掃除をやってはいけない理由は「9という数字が入っているから」と言われています。これは9という数字は「ク」=「苦」を連想させるため縁起が悪いとされた語呂合わせです。

31日に関しては、歳神様を迎える日に慌ただしく掃除しては、神様に失礼である、という理由です。1月1日は、掃除してしまうと福が逃げてしまい、縁起が悪いと言われています。

つまり、大掃除は12月13日から始め、12月28日までに終えることが好ましいと言えるでしょう。また、早めに終わらせればゆっくりとした年末年始を過ごせるため、この期間に大掃除を済ませたい、と言えるかもしれませんね。

年末の大掃除を効率よく進めるには

1年の汚れを落とす年末の大掃除は、簡単に終わるものではありません。効率よく終わらせるためには、早い段階で予定を立てておくと、スムーズに終わるはずです。

例えば、掃除する場所をリスト化したり、ごみの収集日を確認したり、大掃除にとって重要な予定はあらかじめ作っておくのです。具体的な方法は以下の記事から確認してみてください。

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また、大掃除をスムーズに終わらせるために、便利な掃除道具もあります。ゴム手袋や雑巾、バケツ、ごみ袋などは、できるだけ早い段階で揃えておきたいところです。掃除する箇所によっても、便利な掃除道具は変わってきますので、事前に把握しておきましょう。

年末の大掃除を効率よく終わらせる道具は、以下の記事にまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。

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年末の大掃除で不用品がたくさん出たら

年末に大掃除を行う理由は、平安時代から行われる「煤払い」が起源ということでした。1000年以上も同じ習慣が続いているとは、驚きと同時に感動的なことだと言えますね。このような素敵な習慣に、ぜひ今年も参加してみましょう。

そして、年末の大掃除に力を入れると、多くの不用品が出てしまうかもしれません。もし、まだまだ使えるのに片付けることになった不用品があれば、ただ捨ててしまうのではなく、寄付してみるというのはいかがでしょうか。

キフコレは簡単に不用品を寄付できる便利なサービスです。送り方は簡単で、不用品を段ボールに詰めて指定の住所に送るだけ。負担費用は送料のみです。また、利用するたびに以下のような社会貢献につながるという特徴もあります。

  • 不用品をリユース・リサイクルすることでゴミを減らして、環境保全の支援
  • 送るたび、SNSでシェアするたびに100Lの水をきれいにする浄化剤の寄付
  • 途上国の雇用創出・自立支援
  • 国内障がい者の雇用促進・就労支援

寄付の対象は、家電製品から生活雑貨までさまざまなので、まずは一度こちらから寄付が可能な品目を確認してみてください。

大掃除だけでなく、引っ越しのときなど、不用品が出たときはぜひ利用してみてくださいね。

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