汚い部屋に潜むデメリットと片付けのハードルを下げる考え方!
物を収納する位置が決まっておらず、いつも部屋は物であふれている。なんとなく片付けた方がいいと思いつつも、実際はそこまでデメリットを感じていない。あなたの部屋は、そのような状態ではないでしょうか。しかし、汚い部屋には見た目が汚いだけでなく、さまざまなデメリットが潜んでいます。
本記事では、汚い部屋にいることで引き起こされる、心身の健康・経済面でのデメリットについてお伝えします。デメリットがわかっても、片付けが苦手でなかなか取り掛かれない方も大丈夫です。片付けのハードルを下げるコツもご紹介しますので、気持よく過ごせる部屋とメリットの多い生活を少しずつ手に入れましょう!
汚い部屋で生活するデメリットとは
汚い部屋で生活するメリットは、片付ける面倒臭さから逃れられることくらいかもしれません。一方でデメリットはとても多く、部屋が汚いだけであらゆる面から生活の質を下げることになります。
ここでは5つのデメリットと、改善することで得られるメリットもお伝えします。今の生活で損していることに気付き、片付けに意識を向けていきましょう。
害虫の発生
食べたり飲んだりしたあとの食器や容器を捨てずに放置していると、ゴキブリやコバエなどの害虫が発生しやすくなります。
害虫による害は、動きや見た目に嫌悪感があるだけではありません。害虫は生ごみやトイレ、排水口などの不衛生な場所にいるため、サルモネラ菌や大腸菌などの雑菌やウイルスを部屋中にまき散らす危険もあります。害虫が家にある食べ物や調理器具に触れれば人に感染する恐れもあるため、部屋で発生させないようにしたいところです。
害虫の発生を抑えられれば安心して生活できますし、人を家に招きやすくなることで部屋での過ごし方の幅が広がるかもしれません。
健康状態に悪影響
部屋を掃除しない状態が続くと、ほこりやダニが発生しやすくなります。ほこりやダニの死骸を吸い込むことで、ハウスダストアレルギーや喘息、アトピー性皮膚炎を引き起こす原因になります。
ダニは屋外から人の服やペットの毛に付いて侵入し、ほこりに紛れたフケや垢、食べこぼしを食べ、1匹の成虫につき約50個~100個の卵を布団やソファーなどに産み付けます。掃除をしないことでほこりやダニが大量に発生し、日常的にほこりやダニの死骸を口や鼻から吸い込んでいるかもしれません。
もし、朝起きたときから鼻づまりや目のかゆみがある場合は、既にアレルギーを発症している可能性があります。こまめに掃除をして健康維持をすれば、病院へ通院する手間や費用も抑えられます。
精神的にも悪影響
汚い部屋の方が落ち着くと感じる人もいますが、必要なものがすぐに見つからないためイライラする原因になります。また、ほとんどの人は片付いていないだけでリラックスできず、ストレスがたまっていきます。
ゆっくりご飯を食べたいのに、机に物が散乱していて食器を置くスペースがない。寝転がりたいのに、床に物があってのびのびとできない。それだけでストレスが蓄積していき、イライラすることが多くなります。
部屋が片付いているだけで心が落ち着き、日々の生活にゆとりを持てるようになるかもしれません。
経済的なダメージ
自分では手が付けられないほど部屋を掃除をしない状態が続くと、掃除代行サービスなどにお金を払って掃除してもらう必要がでてきます。すると余計な出費がかさみ、経済的な負担につながります。
特に賃貸物件に住んでいる場合は、原状回復する必要があるので注意が必要です。あまりにも汚れている場合は、壁や床の張替え、カビの除去などにも費用がかかることもあるかもしれません。すでに汚れがひどい場合は早めにプロにお願いし、その後はこまめな掃除をすれば費用を安く抑えられるでしょう。
また、汚い部屋に住んでいると物がすぐに見つからないため、余計な買い物が増え出費が増える原因になります。100円ショップで購入できるものでも、積み重なれば大きな出費になるので、部屋を片付けるだけで節約につながります。
集中力が低下する
脳はもともと整っている環境を好みます。そのため、汚い部屋が気にならないつもりでいても、脳へ無意識に負荷がかかっているかもしれません。
部屋が汚いと、目からさまざまな情報が入ることで気が散ってしまい、集中力の低下を招きます。部屋で勉強や仕事をすると集中が続かない場合は、汚い部屋が原因かもしれません。
部屋を片付ければ集中しやすくなり、勉強や仕事の能率アップにつながります。
デメリットばかりの汚い部屋を改善するには
汚い部屋で生活するデメリットや片付ける必要性がわかっても、なかなか重い腰が上がらないかもしれません。しかしそれは、自分で片付けに対するハードルを上げている可能性もあります。
もっと気軽に片付け始められるよう、ここでは「片付けのハードルを下げる考え方」と「片付けのコツ」をご紹介します。
部屋を片付ける理由・モチベーションを作る
なんとなく片付ける気が起きない人は、片付ける理由を設定しましょう。片付けのモチベーションが上がりやすくなります。
友達を部屋に呼んで食事したい、健康になりたい、物を探す無駄な時間をなくしたいなど、片付ければ叶えられる未来を想像してみましょう。
小さな場所から片付ける
部屋全体を一気に片付けようとすると、それだけで片付けのハードルが上がります。まずは片付け始めることが大切なので、5分で片付けが済むような範囲にしぼって片付け始めましょう。
仕事や学校から帰ってきたあとや、家事や育児が一通り済んだあとは疲れているので、なるべく朝にやってしまうのがおすすめです。5分あれば、ガスレンジの汚れを拭き取ったり、トイレを軽く掃除したり、机の上の本を定位置にしまったりできます。
朝に片付けると達成感があり、清々しい気持ちで1日をスタートできますよ。
不用品かどうか適切に判断する
片付け前に不用品に分類する基準を決めておくと、スムーズに片付けを進められます。1年以内に使うものや、決めた場所に入る分だけをとっておくなどです。不用品の基準を満たしてもなかなか処分の決断ができないものは、もう1年とっておいてまた見直すなどの基準も設定しておくと迷いなく進められます。
不用品の基準を決めたら分別用のごみ袋を傍に置き、棚の1段目、引き出しの1段目などの小さな場所ごとに「いる・いらない」を判断しましょう。いらないと感じたものはすぐに捨てられるように、分別しながら捨てるのがポイントです。なぜなら、1つの袋に分別せずに捨ててしまうと、あとから分別し直す手間がかかるので片づけが終わらない原因になるためです。
不用品の分別から始めるのはハードルが高いという場合は、確実に不要なチラシやDM、書類の選別などから始めるとハードルを下げられます。
無駄な買い物は避ける
部屋が汚くなるのは、物が多いことが大きな原因の1つです。限定品や特売品の衝動買い、似たようなものを購入してしまうことを避ければ、物が増えづらくなり自然と部屋が散らかりにくくなります。
買い物をする前に買い物リストを作って衝動買いを防ぐこと、衝動買いをしそうになったときは一旦立ち止まって家に同じようなものがないか考えてみることが大切です。
汚い部屋の片付けで不用品が出たら
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