テニスの歴史とは?発祥から日本で広まった経緯を解説

日本で親しまれるスポーツは、野球やサッカー、バスケットなど数多くありますが、ほとんどは海外発祥のものです。テニスも海外から入ってきたスポーツの1つですが、日本でも人気が高く、ニュースで話題になることも少なくありません。

しかし、テニスはどのような歴史をたどって世界中に広まったのでしょうか。テニスの歴史を発祥から発展まで、さらには日本で広まった経緯などを含めてご紹介します。

テニスの歴史とは?発祥から発展

テニスのように、複数の人間が1つの球を打ち合う、という球技は紀元前から存在したと考えられています。エジプトでも宗教的な行為として、そのような球技が行われていました。そのため、テニスの発祥はエジプトであるという説が有力です。

フランス貴族の間でテニスの原型と言われるジュ・ド・ポーム(掌の遊戯の意)が定着し始めた時期は、16世紀以降のこと。このスポーツではサーブを打つとき「取ってみろ」という意味の「Tenez!(トゥネス!)」という掛け声がありました。イギリス人にはこの掛け声が「tenets(テネッツ)」と聞こえ、最終的にテニスという発音になったという説は有名です。

そして、テニスは18世紀から19世紀にかけて、ヨーロッパの貴族の間で大流行。多くのコートが建造されます。さらに、1877年にイギリスのロンドンでアマチュア大会として第1回目となるウィンブルドン選手権が開催。アメリカでは1881年にアメリカ国立ローンテニス協会(現在の全米テニス協会)が設立され、ルールを標準化、競技が組織化されます。

また、同年に「全米シングルス選手権」の第1回大会がアメリカのロードアイランド州で開催。1887年に「全米女子シングルス選手権」も開催されます。これらは現在の全米オープンの原型であり、テニスという競技を広く定着させることになりました。

日本におけるテニスの歴史

日本にテニスが伝来した時期は諸説ありますが、1978年にアメリカ人教師のリーランドが文部省の体操伝習所で紹介した、というものが有力です。

当時はテニス用具を調達することが困難であり、安価なゴムボールなどを代用したことで、これが軟式テニスとして後々普及。その普及に尽力した人物が、日本最初の体操教師と言われる坪井玄道でした。

軟式テニスが広まったことで、日本人からテニスの名選手が数々誕生。1920年代前半から1930年代後半まで日本テニス黄金時代が築かれます。

しかし、1941年に太平洋戦争が始まると、翌年に日本テニス協会は解散。大会も中止となり、日本のテニスは長期の低迷を迎えます。終戦後、スポーツが徐々に復興し、テニスも徐々にレベルを回復させ、1955年は全米選手権男子ダブルスにおいて宮城淳、加茂公成のペアが優勝を成し遂げました。

1970年代には日本でもプロ選手が登場。1995年は松岡修造がウィンブルドン選手権男子シングルスでベスト8を獲得し、2008年は錦織圭が18歳で日本人最年少ツアー優勝を果たすなど、多くの人の注目を集める活躍を見せます。

こうして、日本でも少しずつテニスが普及していきました。

歴史的なテニスの大会

テニスには4大大会と言われる歴史的な大会があります。その4大大会とは以下の通り。

  • 全豪オープン
  • 全仏オープン
  • ウィンブルドン選手権
  • 全米オープン

全豪オープンは、毎年1月後半にオーストラリアのメルボルンで開催。全仏オープンは、5月末から6月初めにかけて、フランスの首都パリにあるスタッド・ローラン・ギャロスで開催されます。

ウィンブルドン選手権でイギリス、ロンドンにあるウィンブルドンで6月末から2週間程度の期間で開催。全米オープンはアメリカ、ニューヨーク市郊外にあるフラッシング・メドウズのUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターで、8月から9月の開催となっています。

これら4大大会を1年間で全て優勝することを年間グランドスラム、複数年に跨って達成した場合はキャリア・グランドスラムと呼ばれます。

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