寄付のメリットとは?意外な得につながる効果
欧米に比べて遅れていると言われる日本の寄付文化。しかしその寄付額は年々増加し、寄付に参加する人も増加の一途をたどっています。ではなぜ昨今、多くの人が寄付に参加し始めているのでしょうか。そこには、寄付が増える社会的背景や意外なメリットの存在も!
そこで今回は、寄付をすることで得られるメリット・デメリットを具体的にご紹介。あなた知らなかった、予想外の効果を見つけられる可能性もありますので、ぜひ参考にしてください。
成長する寄付市場!その理由とは
日本の寄付市場は年々成長しています。例えば日本ファンドレイジング協会の調査(寄付白書)によると、2020年の個人寄付総額は1兆2126億円で10年前(2010年:4874億)の約2.5倍、寄付者の割合も10%以上増加しています。
日本の寄付市場が拡大した社会的背景には、以下のような要因があります。
- 大規模自然災害の発生
- SDGsの浸透
- 寄付方法・制度の充実
- ICTの発達
- 日本の少子高齢化
東日本大震災やコロナ禍などの大災害を経て人々に助け合いの意識が広まり、SDGs(持続可能な開発目標)が浸透したことで環境・社会問題への取り組みが社会的責任と見なされるようになりました。またふるさと納税や税制優遇措置などの制度が充実したことで、寄付に関心を持つ人々が増加していきました。
ICT(情報通信技術)の発達により、キャッシュレス決済やクラウドファンディングなど手軽に寄付できる仕組みが登場。SNSの普及により、支援先の情報や寄付への呼びかけが人々に直接届くようになり、物理的・心理的の両面で寄付を身近に感じられるようになりました。
さらに日本の少子高齢化・人口減少が進むなかで、遺贈寄付への関心も上昇中。このようなさまざまな社会的背景が、日本の寄付市場拡大の要因となっています。
寄付のメリットとは?5つの効果
寄付をすると、寄付者側にもさまざまなメリットがうまれます。その具体的な効果を5つ解説します。
人の役に立った満足感が得られる
寄付をすると人の役に立ったという気持ちから満足感を得られます。また寄付先から感謝の言葉を受け取ったときに幸せを感じたり、自分の価値観が広がって生活をより豊かに感じられたりする方もいるようです。それらのポジティブな感情はストレスを軽減し、健康状態も向上させると言われています。
寄付をすることで、相手だけでなく自分も心身ともに幸せになれること。これが、寄付の最大のメリットと言えるでしょう。
節税対策につながる
寄付をすると節税対策につながります。日本には寄付金控除という税制優遇制度があり、納税者が寄付を申告すると所得税・住民税・相続税などで税制上の優遇措置を受けられるためです。
例えば個人が認定NPO法人や公益社団法人などへ寄付をした場合、確定申告で所得控除または税額控除を受けられます(選択制)。税額控除が適用されると、(寄付金額-2,000円)×40%の金額が所得税から控除(還付)されます。
寄付金額を上回る税金が還付されるわけではありませんが、効率的に節税できる・実際に手放した以上のお金を寄付額として公表できる・国ではなく自分が応援したい団体にお金を使えるなどのメリットがあります。ただし寄付金控除を受けるためには、寄付先や寄付金上限などの条件があり、確定申告などの手続きも必要。控除額や申請方法も制度により異なるため、事前に確認することが大切です。
応援したい団体や地域を支援できる
自分の意思で寄付先を選ぶことで、自分が応援したい団体や地域を支援することができます。例えばふるさと納税では、応援したい地域だけでなく寄付金の使い道まで選べることも。他の寄付でも、各団体のホームページやクラウドファンディングのプロジェクトなどを見れば、活動内容や理念・寄付金の使い道・実績などを知ることができます。自分の理念にあった寄付先を選んで寄付することで、自分が理想とする社会の実現に一歩近づくことができるのです。
社会課題に対する理解が深まる
寄付をすると、社会課題に対する理解が深まります。寄付をする際にNGO団体の活動やプロジェクトを調べることが、国内外の社会課題を学ぶきっかけになるためです。また、寄付を受けたNGO団体の多くは、寄付後に報告書・お礼の手紙・ニュースレターなどを寄付者に配送(配信)しています。そのため、自分の寄付金がどのような人に使われたか・どのような問題や取り組みがあるのかなどを知ることができます。
また、毎月の定額寄付をしていると支援団体や寄付者との交流から人脈が広がることも。寄付を通して、新たな知識・価値観・人とのつながりを見つけることができます。
企業はCSR活動としてアピールできる
企業が寄付を行うと、CSR活動として社内外にアピールすることができます。CSRとは「企業の社会的責任」を意味し、CSR活動とは企業が利益だけを追求するのではなく、環境・人権・地域社会に配慮した責任ある行動を取る活動を指します。
企業がCSR活動を重視すると、以下のようなメリットがあります。
- 企業イメージの向上(ステークホルダーからの信頼度向上)
- 優秀な人材の確保
- 取引先の拡大・関係強化
- コンプライアンス違反のリスク低減
寄付を行うと、寄付先の公式サイトや各種資料に企業の名前が掲載されることがあります。また、寄付後に発行される寄付金受領証明書や感謝状を企業の公式ウェブサイト・社内報・会社案内・SNSなどに活用することで、CSR活動の宣伝ができます。
寄付のデメリットとは
寄付は寄付者自身に多くのメリットをもたらしますが、少なからずデメリットも存在します。ここでは、寄付をする前に知っておきたい代表的なデメリットを2つご紹介します。
経済的な負担
寄付には経済的な負担がともないます。寄付はお金やモノを無償提供することであり、金銭的なリターンが期待できる株式投資やFXとは異なるためです。寄付をする際には、自分の生活や将来の計画に支障が出ない範囲で行うことが大切です。特に定額寄付など継続した支援を行いたい場合は、無理のない寄付プランを選ぶようにしましょう。
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見えにくい効果
団体によっては、寄付金が適切に使われたか・誰かの助けになったのかが見えにくいことがあります。寄付金の効果を実感したい・信頼できる寄付先を選びたい方は、事前に次の3点をチェックするのがおすすめです。
- 寄付金の使途
- 過去の活動実績
- 団体の情報発信力
寄付使途報告書や決算報告書が開示・報告されている団体を選べば、自分の寄付金がどのように使われているのかを知ることができます。また活動内容・実績をホームページ内で明確に示している団体や、国が認める認定NPO法人に寄付をすれば不信感を抱きにくくなります。さらにSNSなどで活動内容を頻繁に発信している団体を選べば、自分の寄付によってどのような変化が生まれているのかを身近に感じることができます。
不用品の寄付がメリットにつながるサービス
「経済的な余裕はないけれど、寄付をメリットにつなげたい!」という方は、不用品の寄付を考えてみてはいかがでしょうか。なぜなら不用品の寄付では最小限の経済的損失で社会貢献ができるうえに、家のなかがスッキリして生活の質が向上するなど、さらに多くのメリットをもたらすためです。
例えば、不用品寄付サービス「キフコレ」を利用すれば誰でも・簡単に・好きなときに寄付ができ、次のような幅広い社会貢献にもつながります!

キフコレでは、いただいた寄付品を主に途上国で修理・販売することで、途上国での物資不足や雇用創出に貢献しています。また、寄付品を販売することで得た売上を利用して、途上国に水浄化剤を寄付しています。

キフコレの利用法はとても簡単です。
【キフコレの利用方法はこちら】
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※寄付できるものについてはこちらからご確認ください。
✓申し込み不要
✓寄付品の分別不要
✓専用キット不要
(種類に関係なく段ボールにつめるだけ)
✓廃棄代不要
(利用料金は送料のみ)
✓全国対応
で利用できるため、初めての方でも気軽に利用できます。
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