寄付の歴史とは?時代と共に変わる社会貢献の在り方
寄付活動は紀元前から存在していましたが、その目的や社会貢献に対する考え方は現在とは大きく異なっていました。寄付はいつから始まり、どのように形を変えてきたのでしょうか。
現在に続く寄付の歴史や在り方を、時代別に解説していきます。
寄付の歴史とは?時代と共に変わる形
世界最古の寄付から現在の寄付に至るまで、時代と共に変化する寄付の形をご紹介します。
世界最古の寄付
現存する記録のなかで知られる世界最古の寄付活動は、紀元前1500年頃に古代イスラエルで行われたモーセによる物資募集と言われています。
旧約聖書の「出エジプト記」によると、幕屋(神の臨在を宿す聖所)を建設するために、モーセがイスラエルの民たちに神からの指示を伝達。「心の動かされた者」からの捧げ物を募集した結果、予想以上の物資が集まり、提供を止める指示が出される事態にまで発展したという記録が残っています。
宗教的な行為としての寄付
中世までの寄付行為は、主に宗教的な義務や信仰の表明として行われていました。例えばキリスト教には、収入や収穫の10%を神(教会)に捧げる「十分の一税」という教会税が存在しました。これは旧約聖書に由来した慣習(収穫の十分の一を祭司に与えるもの)が起源ですが、中世ヨーロッパでは教会が農民から強制的に徴収する税制度として定着。教会の維持・聖職者の生活費・貧民救済に使われる一方で、農民たちにとっては重い負担となっていました。
またイスラム教にも、富める者が貧しい者へ財産の一部を分配する「ザカート」と呼ばれる義務的な喜捨(税)が存在します。これはイスラムの五行(五つの義務)の一つであり、総資産の2.5%を困窮者や孤児などへ年1回分配する制度です。ムハンマドの時代は任意でしたがのちに制度化され、現代でも税としての徴収が続いています。
日本にも、寺院の建立や公共事業(橋・道路建設など)のために僧侶が人々から寄付を募る「勧進(かんじん)」という寄付行為が存在しました。奈良時代(8世紀)前半に聖武天皇の願いで僧侶が東大寺盧舎那仏像(奈良の大仏)建立のために民衆から資金や資材を集めたのが始まりと言われており、平安・鎌倉時代に重源が東大寺再建のために行った勧進も有名です。勧進は義務ではありませんが、寄付で功徳を積むことができると信じられていたことから、自発的な寄付とは違う側面を持つことがわかります。
地域貢献としての寄付
近世になって経済が発展すると、商人や富豪などによる地域社会の発展を目的とした寄付が始まります。例えば日本の江戸時代には、商人などが自らの生活や商売のために費用を持ち寄って架橋・管理する「町橋」が登場。また16世紀のドイツでは、ヨーロッパ有数の富豪であったフッガー家のヤーコプ・フッガーが、低所得者のための集合住宅「フッガーライ」を建設します。フッガーライは世界最初期の計画的集合住宅として歴史文化財に指定されており、現在でも福祉住宅地として多数の住人が利用しています。
このように、経済発展にともなって助け合いの精神が生まれ、お金で共助・互助を仕組み化する取り組みの1つに寄付が利用されるようになりました。
社会事業とフィランソロピー
19世紀後半になると、企業は利益追求だけでなく、倫理・公益を重視し社会の繁栄に責任を持つべきだという考え方が生まれ、多くの民間実業家や企業が自発的に社会貢献活動(=フィランソロピー)を始めます。
日本では、新1万円札で有名な渋沢栄一が「道徳経済合一説(利益追求と社会貢献の両立)」を掲げ、約500の企業設立と約600の社会事業(福祉・教育・医療など)を推進。教育機関も支援した日本近代フィランソロピーの先駆者として知られています。
20世紀中盤にはCSR(企業の社会的責任※)が提唱され、多くの企業が社会事業に参加し、寄付などの社会貢献が企業の責務として定着していきました。
※CSRとは・・・企業が利益追求だけでなく社会に与える影響に責任を持ち、従業員や地域社会と持続的な関係を築くための活動のこと。
共感とテクノロジーの進化
そして現在、寄付は義務感や社会的責任で行うものでなく、誰もが日常的に参加する行為へと進化しつつあり、特に共感が重要視される傾向が強まっています。
その背景にはテクノロジーの進化が大きく関係しています。例えばSNSやYouTubeなどの普及により、困難な状況にある人々の現状をリアルタイムで共有でき、寄付金の成果をより強く感じられるようになりました。そのため、最近の寄付では「誰が・なぜ・どのような想いをもって活動しているか」などのストーリー性(共感)を重要視する傾向が生まれています。
また、テクノロジーの進化は寄付方法の多様化や手軽さという面にも大きな変化をもたらしました。クラウドファンディングやクリック募金などで応援したいプロジェクトに手軽に寄付できたり、イベントやキャンペーンなどを通じて楽しみながら寄付できる体験型寄付が登場したり。寄付は、趣味や興味で楽しく行う、より身近な行為として定着しつつあるのです。
多様化した寄付は手軽なものも
ここからは多様化した寄付方法の一例として、「不用品の寄付」についてご紹介します。この方法のオススメポイントは、経済的損失が少ないために気軽に社会貢献できるだけでなく、家のなかが片付き生活の質が向上する・気分がスッキリするなど、寄付者にとって多くのメリットがあるところです。
特に不用品寄付サービス「キフコレ」を利用すれば、誰でも・簡単に・好きなときに不用品の寄付ができ、さらに次のような幅広い社会貢献につながります。

キフコレでは、いただいた寄付品を主に途上国で修理・販売することで、途上国での物資不足や雇用創出に貢献しています。また、寄付品を販売することで得た売上を利用して、途上国に水浄化剤を寄付しています。

キフコレの利用法はとても簡単です。
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(種類に関係なく段ボールにつめるだけ)
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といった特徴があり、初めての方でも気軽に利用できます。
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