ファッション業界が大量にCO2を排出?温暖化に与える影響は
お気に入りのファッションアイテムを身につけると、気分が明るくなったり、前向きになったりしますよね。ファッションは、私たちの暮らしに彩りを与えてくれる、大切な存在のひとつです。
一方で、近年はファッション業界が排出するCO2の多さが、社会的な課題として問題視されています。
この記事では、ファッション業界が多くのCO2を排出している背景を解説し、私たちにできる「手放し方の工夫」についても紹介します。おしゃれを我慢するのではなく、これからもより長く楽しむために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ファッションによるCO2排出量が問題に
服を1着作るために排出されるCO2の量を、ご存知でしょうか。環境省の調査によると、原材料の調達から製造までの工程で、1着あたり約25.5kgのCO2が排出されることがわかっています。
また、現在、日本で供給されている衣服の約90%以上は海外からの輸入品です。海外で作られた服が飛行機や船で運ばれる過程でも、多くのCO2が排出されています。
トレンドのファッションを手軽に楽しめる一方、その裏側では、地球に少しずつ負荷がかかっているのも事実です。とはいえ、こうした背景を知ったからといって、「おしゃれを諦める」必要はありません。手元にある一着がどのように届いているのかを知り、服を大切に扱い、長く楽しめるよう工夫することが大切です。
なぜファッション業界からCO2が排出されるのか
ファッション業界でCO2の排出量が多くなっている背景には、製造・輸送・廃棄といった複数の工程が関係しています。ここでは、それぞれの段階でCO2の排出が多くなる理由を解説します。
製造工程による排出
服が作られてから手放されるまでに排出されるCO2の約9割は、製造段階に集中しているといわれています。
さらに、1着の服を作る際に排出されるCO2の量は、500mlのペットボトル約255本分に相当するとされています。身近なものに置き換えてみると、排出量の多さがより実感できるのではないでしょうか。
こうした背景を知ることで、1着1着をこれまで以上に大切に着ようという意識が自然と生まれやすくなります。まだ着られる服であれば、知り合いに譲ったり、寄付したりといった形で、次の人につなぐ選択肢も広がるでしょう。
輸送による排出
現在、日本国内で供給されている衣服の約90%以上は、海外から輸入されています。そのため、海外で作られた服は、日本に届くまでに飛行機や船、トラックなどで長距離を移動し、その過程で多くのCO2が排出されています。
こうした背景を知ることで、私たちのもとに届く一着が、多くのエネルギーを使って運ばれていることに気付くでしょう。とはいえ、「海外製品だから」という理由だけで、服の良し悪しを判断する必要はありません。大切なのは、手元に届くまでに多くのエネルギーが使われていることを知ったうえで、その一着を大切に扱うことです。
環境への影響を少し意識するだけでも、「長く着られるものを選ぼう」「捨てずに寄付してみよう」といった、前向きな選択につながるでしょう。
廃棄による排出
環境省の調査では、日本国内で手放される衣服のうち、再利用やリサイクルされているのは、約3割にとどまります。残りの約7割は、焼却や埋め立て処分されているのが現状です。
こうした廃棄の段階で排出されるCO2は、ファッション産業の国内排出量の約12.1%を占めています。
さらに、国内では毎日大量の衣服が廃棄されており、その量は大型トラック約130台分に相当するといわれています。多くの服が、まだ活用できる可能性を残したまま、焼却や埋め立て処分されているのです。
大切に着てきた服がゴミとして処分されることで、手放す場面でも地球に負担をかけてしまうのは、少し残念なことかもしれません。
「着なくなったら捨てる」以外の選択肢を持つことは、私たちができる身近な温暖化対策のひとつといえるでしょう。
CO2だけじゃない!ファッション業界の問題
衣服が環境に与える影響は、CO2の排出だけではありません。
原材料の栽培や製造工程で大量の「水」が使われていることも、見過ごせない課題のひとつです。服1着の製造で消費される水の量は、バスタブ約11杯分(約2,300リットル)にも及ぶといわれています。
特に、綿花の栽培には大量の水を必要とするため、製造拠点となる地域では、水不足が問題になるケースも少なくありません。
また、染色工程で使われる薬剤が川や海に流れ出ることによる、水質汚染も懸念点です。さらに、ポリエステルなどの合成繊維の洗濯時に流れ出る「マイクロプラスチック」により
る、生物多様性や生態系への影響も指摘されています。
資源には限りがあるからこそ、「使い捨て」にならないファッションとの向き合い方を考えることが大切です。メンテナンスしながら1着を大切に着たり、長く着られる物を選んだりすることは、環境への配慮だけでなく家計の節約にもつながります。
手放す際も、リユースという選択肢を選ぶことが、無理なくできる行動のひとつといえるでしょう。
参考記事:令和2年度ファッションと環境に関する調査業務-「ファッションと環境」調査結果|環境省
参考記事:ファッションと環境|消費者庁
洋服を大切に!捨てるより寄付という選択を
ファッションを楽しむうえで大切なのは、役目を終えた服を「ゴミ」として捨てるのではなく、再び「資源」として活かすことです。特に、まだ着られる子供服や、思い入れがある服などは捨てづらく、クローゼットに眠ったままになっていることも多いでしょう。
そんなときは、「寄付」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
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