生前整理はいつから始める?タイミングや気になる点を解説

自身が歳を重ねたとき、両親が高齢になったとき、生前整理というワードを意識し始めるかもしれません。しかし、生前整理とはいつどのようなタイミングで行うべきなのでしょうか。今回は生前整理を行うべきタイミングについてまとめてみました。

また、生前整理の意味やタイミング以外の気になる点もご紹介していますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

生前整理はいつやるの?意味やメリット

そもそも生前整理とはどういった意味なのでしょうか。生前整理を行うメリットを含めてご紹介します。

生前整理とは

生前整理とは、身の回りの品物や財産の整理を身体が元気なうちに行うことです。人生を歩みながら築いた財産をどのように残し、誰に相続するのか、その希望を残すという意味もあります。

遺品整理と混同されがちですが、明確な違いがあります。遺品整理は自身が亡くなった後、家族が品物や財産を整理すること。生前整理の大きな違いは、元気なうちに自身が中心となって行い、その意思を反映しやすい点だと言えるでしょう。

そのため、生前整理のタイミングは、自身の体が元気なうち早ければ早いほど効果的と言えます。

生前整理のメリットとは

生前整理のメリットは、自分の意思が反映されやすいこと、家族間のトラブルを避けられること、家族の負担を軽減させられることが挙げられます。

自身が亡くなった後では、大切に残しておきたかったものが処分されてしまう、イメージと違った形で財産が相続されてしまう、といったケースに至ってしまうかもしれません。これを避けるためにも、元気なうちに生前整理を行っておきましょう。

家族間のトラブルに関しては、遺産相続の際に起こりやすいと言えるでしょう。生きている間に家族と相談する、遺書を残すなどして、トラブルを避けるためにも生前整理は効果的です。

また、遺品整理の場合は本人が不在のためにスムーズに進まないケースが多々あります。例えば、何かしらの契約を解除するとき、WebサービスのIDがわからないときなど。これらの情報はどこかにまとめて記しておくと、万が一のときに役立つはずです。

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生前整理のタイミングとは?始めるきっかけ

生前整理は早めに行うに越したことはありませんが、きっかけがない限り「今がタイミングだ」と判断するのも難しいことです。生前整理を行うきっかけと言えるタイミングの例をご紹介します。

定年退職や還暦を迎えたら

定年退職や還暦の時期は、生前整理をスムーズに進められるタイミングと言えるでしょう。なぜなら、仕事も一段落して身の回りのことに集中しやすくなるタイミングだからです。

中には、定年退職後にやりたいことが見つからず、時間を持て余してしまう人も少なくありません。そんな方にとっては、生前整理がやりがいとなる可能性も十分にあります。

子どもが独立したら

子どもが成人した、結婚したなど実家を出ていく時期も、生前整理のタイミングと言えます。

子どもが独立すると大幅に自分の時間が増えて、時間を持て余すこともあるでしょう。そのタイミングで生前整理を始めれば、これまでの人生とゆっくり向き合いつつ、集中して片付けを進められるはずです。

健康に不安を覚えたら

歳を重ねると、健康に不安を感じる時期がやってくるかもしれません。体は元気だったとしても、歳が近い知人の不幸を知ったり、同級生の病気を知ったり、そういったタイミングで自身の健康に不安を覚えてしまうでしょう。

そんなときこそ、生前整理を始めて自分の「もしも」に備えれば、今後の不安も解消できる部分があるはずです。

タイミングの他に生前整理で気になる点は?

生前整理のタイミングだけでなく、知っておきたいポイントがいくつかあります。生前整理を進める上で、多くの人が気になる点をご紹介します。

エンディングノートが重要

生前整理を行う上で最も重要なものがエンディングノートです。エンディングノートとは生前整理に関するメモのようなもので、相続の希望や重要書類の位置、暗証番号などの情報を整理するために使います。

自身が忘れないように書き込むことはもちろんですが、もしものことがあっても残された家族がさまざまな手続きを進める上で、とても有効的です。生前整理を始めると同時に一冊のノートを購入して、少しずつ書き進めてみてください。

相続に関しては家族と相談しながら

相続に関する問題はトラブルが起きやすく、自身が亡くなってしまった後も家族同士で争うケースも考えられます。

そのため、相続に関しては家族や親族としっかり相談しておきましょう。できる限り家族の了承を得た上で、遺書を作成しておくと、より効果的と言えます。

年に一度は生前整理を見直す

生前整理を行った後も、元気に生活を送り続ける方が理想的です。ただ、状況は刻々と変わるため、エンディングノートに記した情報も変わっているかもしれません。

そのため、生前整理は年に一度を目安に見直してみてください。現在の状況と照らし合わせつつ、書き残すべきことはないか、自分の想いに変化がないか、エンディングノートの更新や身の回りの整理を改めて行いましょう。

生前整理のタイミングで出た不用品は

生前整理は大変な作業ですが、その中心は不用品の整理となるでしょう。不用品はごみとして処分することになるかもしれませんが、それがまだ使えるものだとしたら「もったいない」と感じてしまいますよね。

そんなときはキフコレをご利用ください。キフコレは不用品の寄付を募るサービスで、利用方法も非常に簡単。不用品を段ボールに詰めたら、宅配業者各社の営業所やコンビニなどからキフコレ事務局宛てに送るだけです。

また、キフコレは利用する度に以下の4つの社会貢献につながります。

  • 不用品をリユース・リサイクルすることでゴミを減らして、環境保全の支援
  • 送るたび、SNSでシェアするたびに100Lの水をきれいにする浄化剤の寄付
  • 途上国の雇用創出・自立支援
  • 国内障がい者の雇用促進・就労支援

生前整理の片付けを進めつつ、不用品が誰かの役に立つのであれば、一石二鳥と言えるのではないでしょうか。

生前整理の際はもちろん、大掃除や引っ越しのときも役立つサービスですので、まずはこちらから寄付対象をご確認いただき、ぜひ利用を検討してみてください。

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