寄付に見返りはある？考え方や間接的なメリットを解説
「寄付の見返りってあるの？」「寄付に見返りを求めてもいいのかな？」
寄付を検討している中で、そうした疑問を感じる方も少なくないでしょう。
本来、寄付は対価を求めずに行うものとされています。とはいえ、寄付の目的や行動の背景によっては、心が軽くなったり、前向きな気持ちになれたりと、思わぬ「効果」を感じることもあるでしょう。
この記事では、「寄付に見返りがあるのか」という疑問に寄り添いながら、間接的なメリットや、気軽に始められる寄付の方法について紹介します。
寄付に見返りはある？基本は対価を考えない
「寄付は見返りを求めるものではない」と頭ではわかっていても、「実際はどうなのだろう」と疑問に感じる方も多いでしょう。
本来、寄付は特定の利益を得ることを目的とせず、対価を期待しない「無償の支援」という考え方が基本です。そのため、一般的な寄付では、金銭的なメリットや直接的な見返りが発生することはありません。「誰かの役に立ちたい」「社会のために何かしたい」といった思いを背景にしているケースが多いのではないでしょうか。
しかし、一部の制度では例外もあり、「ふるさと納税」のように返礼品が設けられているケースも存在します。ほかにも、寄付のお礼としてオリジナルグッズなどが届く場合もあり、感謝の気持ちが形として返ってくることもあるでしょう。
こうした「お礼」は、寄付の対価として用意されているものではなく、感謝の気持ちを伝える意味合いが強いと考えられます。その一方で、寄付をきっかけに気持ちが軽くなったり、誰かとのつながりを感じられたり、結果として間接的なメリットを得られることもあるでしょう。
寄付に見返りがあるとしたら？間接的なメリット
寄付に直接的な対価はありませんが、行動を通じて思いがけないメリットにつながることもあります。ここでは、寄付をした人が得られる「間接的な見返り」を紹介します。
節税対策につながる
寄付の種類によっては、税金の控除が受けられる制度があります。たとえば、認定NPO法人や公益財団法人などに対する寄付は、「寄付金控除」の対象になる場合があります。控除を受けるには、確定申告することで所得税や住民税が軽減される可能性があります。
ただし、控除額には上限があり、すべての寄付が対象になるわけではありません。節税効果は、あくまでも結果として税負担が軽くなるものであり、寄付の主な目的になるものではないでしょう。それでも、応援したい団体の活動を支えながら、税制面でも一定の恩恵を受けられる点は、寄付の間接的なメリットのひとつといえます。
参考記事:No.1150 一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)｜国税庁
参考記事:寄附金を支出したとき｜国税庁
自己肯定感が高まる
寄付が、自己肯定感の向上につながることもあります。自分の行動が社会貢献につながっていると実感できると、「誰かの役に立てた」という前向きな気持ちが生まれやすくなるからです。
また、金額の大小に関わらず、行動できたこと自体が達成感につながるのも特徴です。寄付を続けている方の中には、「行動すると気持ちが整いやすい」「生活に良いリズムが生まれる」と感じる方もいます。
こうした心理的な変化は、見返りを求めて得られるものではなく、寄付という行動を重ねるなかで自然に芽生えるものです。無理のないペースで続けることで、心の充実感につながりやすくなるでしょう。
応援する団体や地域を支援できる
寄付は、単にお金を渡すだけの行為ではありません。「応援したい団体や地域の活動を支える手段」としての役割もあります。NPO法人や地域団体にとって、寄付は活動を継続するための大切な支えのひとつです。寄付が増えることで、より多くの人や地域の支援につながります。
共感する団体の活動が広がる様子を知ることで、「自分の寄付が誰かの力になれた」という社会貢献への実感が生まれやすくなるでしょう。団体によっては活動報告が届くこともあり、寄付金の使い道を知ることで納得感や満足度が高まる場合もあります。
金銭的な見返りはないものの、応援したい活動を自分の意思で支えられる点は、寄付ならではの魅力のひとつといえるでしょう。
寄付のメリットについて、もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
・関連記事
見返りは部屋が片付く？気軽な寄付の選択肢も
寄付と聞くと、金銭的な寄付をイメージする方が多いかもしれません。しかし最近は、金銭以外の方法で寄付する選択肢もあります。
たとえば、「キフコレ」は、ご家庭で出た不用品を「誰でも・簡単に・好きなタイミング」で寄付できるサービスです。
送られた不用品は、リユースやリサイクルを通じて活用され、社会貢献につながる仕組みになっています。寄付品は主に途上国で修理・販売し、現地の物資不足の解消や雇用創出に役立てているのも特徴です。
また、寄付品の販売によって得た売上を活用し、途上国への水浄化剤の寄付なども行っています。こうした取り組みは、以下の4つの社会貢献につながっています。
キフコレの利用方法は、とても簡単です。
不用品を段ボールにまとめ、宅配業者各社の営業所やコンビニなどから、キフコレ事務局宛てに送るだけです。かかる費用は「送料のみ」となり、そのほかの費用はかかりません。
※寄付できるものについてはこちらからご確認ください。
✓申し込み不要
✓寄付品の分別不要
✓専用キット不要
(種類に関係なく段ボールにつめるだけ)
✓廃棄代不要
(利用料金は送料のみ)
✓全国対応
で利用できるため、初めての方でも気軽に利用できます。
不用品を手放すことが、誰かの支えや社会貢献につながるのがキフコレの大きな魅力です。部屋を片付けながら無理なく寄付できる方法として、一度活用してみてはいかがでしょうか。
