物が増える原因は感情にあり。5W1Hで部屋の物を増やさない!
「ほしい」と思って購入したものの、今ではまったく使っていない。そのような物たちで部屋があふれかえっていませんか。
物が増える原因には、「一時の感情を満たしたい気持ち」が関係しています。感情を満たすために物を購入しつづけた結果、部屋が物であふれてしまっているのです。
この感情の正体に気付き、物を増やさないコツ・すでに溜めてしまった物を減らすコツについて学んでいきましょう。
物が増える原因は?5つの行動に注意
物を増やしてしまう人の多くは、ある感情を満たすために5つの行動をしています。あなたも同じ行動をしていないか、確認していきましょう。
趣味が買い物
「買い物」という行為自体が趣味になっていませんか。
必要だから買うのではなく、好きなお店で買い物をするとスッキリする、フラッと寄った店で見つけた可愛いものを買ってしまう人は要注意です。
買った瞬間は心が満たされるかもしれませんが、その効果は一時的なもの。ほしいという気持ちを満たすために購入したため、すぐに使わなくなったり、また新たにほしいものが出てきたりして、物がどんどん増えていきます。
そのような場合は、必ず使う消耗品を購入するようにしたり、心を満たす他の趣味を持ったりすると、物が増えづらくなります。何をしているときに自分の心が満たされるのか自分をよく観察し、新しい趣味を見つけたり、自分を癒す浴用剤や紅茶などの消耗品を購入したりしてみましょう。
流行に囚われがち
SNSや雑誌で紹介され流行しているものに、すぐ飛びつきたくなりませんか。
流行は、すぐに廃れてしまうものです。「流行しているからほしい」という目的で購入したものは、廃れてしまえば興味も薄れます。すると、次に流行したものに惹かれて飛びつき、購入してしまうという無限ループに陥り、物がどんどん増えていきます。
流行しているものを購入すること自体は、決して悪いことではありません。しかし、「本当に自分にとって必要か」「流行しているからほしいだけなのか」について、判断してから購入するようにしましょう。
SNSに投稿したい
SNSで「いいね」をもらうために、写真映えする雑貨・趣味用品・コスメ・ブランドグッズなどを購入していませんか。
SNSで「いいね」をもらうと、自分の趣味や自分の存在を人から認めてもらえたようで、嬉しくなるものです。すると、また同じ幸福感を得たくなり、「いいね」をもらえそうなものを次々に購入する原因になります。
承認欲求は人に満たしてもらおうとせず、自分で満たしてあげられると、SNSに依存しなくなります。自分の良い面や悪い面を「長所」「短所」と判断せず、「これが自分なのだ」と認めてあげましょう。
お得なもの・限定品が好き
「お買い得」「地域限定」「100個限定」と書かれているだけで、買いたい衝動を抑えられず、ついつい購入してしまっていませんか。
人は、お得感や希少性を感じると、物の価値を高く感じてしまうものです。たとえそれが、今必要でなくても、「今しか買えないから買っておかなければ」という心理が働き、損をしたくない気持ちから購入してしまいます。
購入したときは得をした気分になりますが、冷静になると大して必要ないことに気づいたり、使わずに袋に入ったままになったりしがちです。希少性を謳うようなポップや広告を目にしたときは、「なぜ欲しいのか」について冷静に考え、特に理由がない場合は購入を控えましょう。
何事も後回しにしがち
「今は忙しいから、あとでやろう」と、何事も後回しにする癖がありませんか。
DMや仕事・学校の書類の内容確認、読まなくなった雑誌の処分、好みに合わず使っていない贈り物の処分など、期限を決めずに処分を後回しにすると、不要な物が次々と増えていく原因になります。
後回しにしてしまうのは忙しいからではなく、処分することに「罪悪感」や「面倒臭いという感情」があるためです。その感情から逃れようと、判断を先延ばししているのかもしれません。
DMや書類は届いた時点でサッと確認を済ませ、不要な場合はすぐに処分します。雑誌や本は、次に購入するタイミングで、以前購入したものから不要なものを処分します。贈答品は、もらった時点で使わないと判断した場合、処分や売ることを検討しましょう。
物を増やさない対策とは
物が増える原因いずれにも共通する点は、「その時の感情で判断している」という点です。
- 幸福感を得たい
- 人に認められたい
- 「おしゃれ」と思われたい
- 得したい
- 損したくない
- 面倒臭い
このような感情に支配され、「本当に必要か」という点に目を向けられていない状態だといえます。
物を増やさないためには、物がほしいと思ったタイミングで、自分の感情と冷静に向き合うことが必要です。もし、一時の感情を満たすことが目的だと気付いた場合は、その日の購入は控えましょう。
帰宅後も「ほしい」という感情が冷めない場合は、ほしい物を使う状況を5W1Hで具体的にイメージできるか検討してみます。 例えば、ペンがほしい場合は次のように考えてみます。
- What(なにを使う)…ピンクのインクペン
- Who(だれが使う)…私
- When(いつ使う)…スケジュール帳に記入するとき
- Where(どこに収納する)…ペンケース(収納できる状態?)
- Why(なぜほしい)…スケジュール帳を見やすくしたい
- How(どのように使いたい)…スケジュールごとに色分けをしたい
上記を具体的にイメージできたら、他に代用できる物がないかまで検討しましょう。ここまで考えると、本当に必要な物だけを購入でき、似たような用途の物が増えていく心配がありません。
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