部屋を広く見せる方法は?基本的な考えから具体的な手段を解説

「今住んでいる部屋をもっと広く見せたい!」
「広い部屋は家賃が高くて借りられない……」
そんな悩みを持つ方は多いですよね。そんな方におすすめなのが、インテリアの色やレイアウトを工夫すること。実際に部屋の面積を変えるのは難しくても、工夫次第で部屋をより広く見せることができます。
今回は、部屋をより広く開放的な空間にするための7つのコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
部屋を広く見せる基本は配色と配置
部屋を広く見せたるための基本的な方法は、配色と配置を工夫することです。
配色とは、壁紙・リネン類・家具などのインテリアにどのような色を使うかということです。色は私たちの心に大きな影響を及ぼすだけでなく、視覚情報にも深く関係しています。そのため色の効果をうまく利用すれば、部屋の空間をより大きく見せることができるのです。
例えば赤・橙・黄などの暖色系は前に飛び出て見え(進出色)、青・青緑・青紫などの寒色系は後ろにさがって見える(後退色)性質があります。また、同じ面積でも明度が高い色は膨張して大きく見え(膨張色)、明度の低い色は収縮して小さく見える(収縮色)性質があります。
配置とは、どのようなインテリアをどこに置くかということです。家具のデザイン・生活動線・目の錯覚などを利用して部屋のレイアウトを決めれば、同じ量(サイズ)の家具を置いても部屋を広く見せることができます。
部屋を広く見せるための具体的な方法
配色・配置を工夫して、部屋を広く見せるための具体的なコツを7つご紹介します。
配色を3色に抑えて統一する
部屋を広く見せるためには、部屋に使う色を3色程度に統一するとよいでしょう。色数が多いと、ごちゃごちゃした印象になったり、散らかって見えたりするためです。
このとき、面積の大きい場所(壁・天井・カーテン・ベットカバー・ラグなど)には、ホワイトやアイボリーなどの明るい色(明度の高い色)を選ぶのがポイントです。明度の高い色は膨張色と呼ばれ、部屋を広く見せる効果があるほか、清潔感・開放感のある空間を演出できます。その他、家具の素材やテイストを統一するのもおすすめです。
明るい色と暗い色を使い分ける
部屋全体を明るい色でまとめたら、寒色系の色(青・青緑・青紫など)をアクセントカラーとして取り入れてみましょう。これらの色は後退色と呼ばれ、実際よりも遠くにあるように見える性質があります。そのため、部屋の奥にある家具や壁面に後退色を使えば、部屋に奥行きを感じ、より広く見せることができます。
ただし、暗い色のアイテムを増やしすぎると部屋全体が暗くなったり、膨張色の効果がなくなったりするため注意が必要です。
床から天井に向かって明るい色に
上に向かって空間が広がっていると、全体をより広く感じられます。そのため、床から天井に向かって明るい色を配色していくと、部屋を広く見せることができます。例えば、床をブラウン系にしたら、天井は明るいホワイト系に。壁やカーテンはその中間色を配色するのがおすすめです。
奥に向かって低い配置を心掛ける
部屋の入り口付近に背の高いインテリアを、奥に向かって背の低いインテリアを配置すると部屋を広く見せることができます。これは、遠近法による目の錯覚を利用したテクニックで、実際よりも奥行きを感じさせることができます。
遠近法とは、主に絵画や図面などで使われる空間表現方法の1つです。遠くの物を小さく描けば描くほど、より遠くにあるように感じられることから二次元空間(平面)に奥行きを生み出すことができます。この技法を部屋のレイアウトに利用して、例えば部屋の手前に背の高いラックを、奥にはベッドを配置すると部屋をより広く見せることができるのです。
鏡を配置する
大きめの鏡を部屋に配置すると、部屋が広く見えます。鏡の映り混みにより空間が続いているような錯覚が生まれ、照明の光が反射することで部屋が明るく見えるためです。この方法はカフェやアパレルショップなどの店舗にもよく利用されており、狭い空間をより広く見せる代表的なテクニックと言えます。
できるだけ床や壁が見えるように
部屋を広く見せるためには、床や壁をできるだけ多く見せることも大切です。床や壁が見えると抜け感が生まれ、空間を広く感じられるためです。具体的なテクニックは、次の3つです。
- 物を減らす
- 抜け感のある家具を選ぶ
- ベランダの素材・色を工夫する
1つ目は、必要以上に物を溜め込まないことです。物を減らしてきちんと収納できれば、部屋がスッキリして広く見えます。
2つ目は、家具選びです。床や壁をできるだけ多く見せるためには、以下のような家具を選ぶのがおすすめです。
- ロースタイル
- コンパクトサイズ
- 円形ラグ
- 細めの脚付き家具
- 背板のないオープンラック
- 透明(ガラス素材)のテーブル
抜け感のある家具を選べば、圧迫感のないおしゃれな部屋作りが可能で、特に寝室などの大きな家具を置く場所に効果的な方法です。
3つ目は、部屋の床とベランダ、天井と軒裏(軒天)を似た色・素材にすることです。ガラス越しに外を見たときに部屋との境界線が薄れて床・天井が続いているように見え、より広く開放的な空間を演出できます。
何もないスペースをつくる
部屋を広く見せるためには、何もないスペースを作ることも大切です。効果的な余白スペースを作るテクニックには、以下のようなものがあります。
- 家具を壁側(片側)にまとめる
- 窓の前に物を配置しない
- 床に物を置かない
特に一人暮らしの狭いワンルームで悩んでいる方は、窓の前にソファやベッドなどを配置すると部屋がより暗く・狭く見えてしまうため要注意。玄関ドアから窓へつながるルートは生活動線のメイン経路となるため、その部分を重要視して抜け感のある空間作りを心がけましょう。
部屋が広くない原因は不用品が多いから?
不用品が多いと、いくら配色・配置を工夫しても部屋を狭いと感じてしまいます。物が多くうまく収納できないと、ごちゃごちゃした印象を受けるためです。また不用品を処分することは、インテリアをコーディネートするよりも手軽でお金のかからないことから、部屋を広く見せたい方にぜひ取り組んで欲しい方法の1つです。
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