グリーンコンシューマーとは?意味や行動を簡単解説!

環境問題のために個人でできる取り組みの1つに、グリーンコンシューマー活動があります。今回は、グリーンコンシューマーの意味や具体的な活動内容について簡単にご紹介します。

「環境のために何かしたいけれど、具体的な行動がわからない!」という方は、ぜひ参考にしてください。

グリーンコンシューマーとは?簡単解説!

グリーンコンシューマーの意味や社会に与えるメリットについて簡単にご紹介します。

グリーンコンシューマーの意味

グリーンコンシューマーとは、日常的な買い物のなかで環境に配慮した製品やサービスを選ぶ消費者のことです。環境をイメージする「green」と、消費者を意味する「Consumer」を合わせた造語で、1988年のイギリスで「グリーンコンシューマー・ガイド」が出版されたのをきっかけに世界中に広がりました。

グリーンコンシューマーが増えると、環境に配慮した製品やサービスの需要が高まります。すると、生産者の物づくりや流通業者の品ぞろえが変わり、環境問題に取り組む企業への評価も向上、さらには社会全体の環境意識がアップします。

このように、日常の消費活動を通して環境問題を解決することがグリーンコンシューマーの活動目的です。

エシカルやロハスとの違い

グリーンコンシューマーに似た言葉にエシカルやロハスがあります。これらの違いは、主に「なにを重視するのか」という点にあります。

エシカルは「倫理的な、道徳的な」という意味を持つ言葉で、環境保護に加え人権や労働条件にも配慮しフェアトレード商品を選ぶなど社会的責任を重視する点が特徴です。

一方、ロハスは「健康的で持続可能なライフスタイル」のことで、地球環境と共存しながら自分自身が健康に生活することを重視しています。例えばロハスでは、心身の健康を保つために有機食品の摂取・アロマセラピーなどの代替医療・スキルアップなどの自己啓発を積極的に取り入れます。そのため、裕福な層が多く消費に積極的な点がグリーンコンシューマーとは異なります。

グリーンコンシューマーの10原則とは?具体的な取り組み

日常生活のなかで、環境に配慮した製品やサービスを選ぶための10原則をご紹介します。

買い物は必要なものだけ

世界の2割を占める先進国が、地球上の8割の資源を消費していると言われています。よって、先進国の過剰消費を抑えることが、環境保護における第一原則です。買い物をする際には、衝動買いを避け、本当に必要か・使い切れるかなどを考えながら購入しましょう。

使い捨てより長く使えるものを

ごみや廃棄物を増やさないために、長く使える商品を選びましょう。使い捨て商品は、資源を消費するだけでなく処分過程で多くの二酸化炭素(CO2)を発生させます。買い物をする際には、耐久性に優れているか・交換パーツがあるかなどを考慮して商品を選ぶとよいでしょう。

過剰な包装は避ける

過剰包装は、多くのごみを生みます。買い物をする際には、マイバックやマイボトルなどを持ち歩き、量り売りやはだか売り商品を選びましょう。また、簡易包装やリサイクル可能な包装商品もおすすめです。

環境負荷が少ないものを選ぶ

商品は、原料調達・製造・輸送・利用・廃棄などの全過程でエネルギーを消費します。買い物をする際には、それらの過程で環境負荷の少ない商品を選ぶことが大切です。具体的には、省エネ性能が高い・リサイクル可能・加工度が低い商品を選んだり、カーボンフットプリント(ライフサイクル全体で排出される温室効果ガスをCO2換算したもの)を参考にしたりするとよいでしょう。

化学物質が使われるものは避ける

農薬・食品添加物・薬剤などの化学物質は製造・廃棄の過程でダイオキシンや環境ホルモンなどの有害物質を発生させます。買い物をする際には、表示内容を確認し化学物質の使用が少ないものやオーガニック商品を選ぶとよいでしょう。

自然と生物多様性に配慮したものを選ぶ

自然を破壊し、生物に悪影響を与えている商品の購入は避けましょう。買い物をする際には、MSCマーク(持続可能な漁業である認証)やFSCマーク(適切な森林管理のもとで採取した木材である認証)が付いた商品を優先的に選ぶとよいでしょう。

地産地消を意識して選ぶ

地産地消を意識することで、輸送エネルギー(CO2排出量)を削減できます。また地場の野菜や魚は栄養豊富である他、自分の住む国や地域の産業を守れるというメリットもあります。

フェアトレードを意識して選ぶ

フェアトレードとは「公平な貿易」を意味し、途上国の生産者と先進国の消費者が対等に貿易を行う仕組みを指します。国際フェアトレード基準には、経済・社会・環境の3原則があり、環境的基準には農薬の使用削減や資源保全などが含まれます。買い物をする際には、国際フェアトレード認証ラベルがある商品を選ぶようにしましょう。

リサイクル製品を選ぶ

リサイクルなどの循環型社会の維持には、一定以上の需要が必要不可欠です。資源再生の仕組みを途絶えさせないためにも、買い物をする際にはグリーンマーク・再生紙使用マークが付いた商品やリサイクルシステムのある商品を積極的に選ぶようにしましょう。

環境問題に取り組むメーカーや店舗を選ぶ

商品だけでなく、メーカーや店舗に注目することも大切です。環境保全に力を入れている企業を優先することは、その活動を応援することにつながるためです。企業のホームページなどで環境問題に対する取り組みをチェックしてみるとよいでしょう。

グリーンコンシューマーが注目される理由

近年グリーンコンシューマーが特に注目されている理由は、地球規模の環境問題(地球温暖化・海洋汚染・森林破壊など)が深刻化しているためです。特に地球温暖化による気候変動では干ばつ・災害・食糧不足・海面上昇など、私たちの目に見える変化が今まさに世界中で起こっています。

このような風潮のなか、事業者においても環境問題への取り組みはもはや社会的責任とみなされ、今後よりいっそう環境配慮を求められることになるでしょう。

そこで、今回は事業者・個人に関わらず、消費活動以外でも環境保全に貢献できる方法をご紹介します。それが、「キフコレ」というサービスです。キフコレでは、不用品を寄付し再利用することで、ゴミを減らす支援ができます。その他、次のような社会貢献にもつながります。

  • 不用品をリユース・リサイクルすることでゴミを減らして、環境保全の支援
  • 送るたび、SNSでシェアするたびに100Lの水をきれいにする浄化剤の寄付
  • 途上国の雇用創出・自立支援
  • 国内障がい者の雇用促進・就労支援

キフコレの利用法はとても簡単です。不用品を段ボールに詰めて、宅配業者各社の営業所やコンビニなどからキフコレ事務局宛てに送るだけ。送料のみの負担でそのほかに費用は一切かかりません。

今後、事業に取り組む上で社会貢献や持続可能性といったワードは重要になると考えられるため、ぜひキフコレの利用から、そういった活動に力を入れてみましょう。

在庫整理や備品を寄付して社会貢献
法人の方へ|キフコレ

企業・法人の在庫整理・SDGs支援にご利用いただいています。
法人様がキフコレを選ぶ理由

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