思い出のものを捨てられない!後悔なく片付けるための手放し術
大掃除や片付けのたびに目にしながらも、「思い出のものだから……」という理由で捨てられないものはありませんか。
2022年に一般社団法人あんしん解体業者認定協会が500人に行った調査では、どうしても捨てられない物のランキング10位 に「思い出のもの」が多く挙げられていました。愛着を感じる、捨てたら後悔しそうなどが、捨てられない主な理由です。
愛着のあるものを後悔なく片付けるためには、捨てる以外の選択肢を知ることや、考え方を見直す必要があります。手放し術を知り、本当に大事にしたい思い出のものに囲まれた、豊かな暮らしをスタートさせましょう。
意外と多い?捨てられない思い出のものとは
「思い出のもの」というだけで、捨てられずにいるものは意外に多くあります。多くの方が捨てられずに困っているものについて見ていきましょう。
家族や友人にもらったもの
家族や友人からもらった食器セット、手作りの品、おもちゃ、趣味用品、プレゼントなどは、好みが合わない、成長して使う機会がなくなったという理由で使っていない人もいるでしょう。しかし、プレゼントしてくれた人の想いや思い出が詰まっているため、簡単に捨てられない人が多いものの1つです。
結婚式や卒業式などの記念品
結婚式や卒業式では、アルバムや寄せ書きのほかに記念品をいただくことがあります。引き出物の食器や卒業記念の湯飲み、写真立てなどは、そのときにしかもらえないものです。同じものを買うことはできないため、後悔しそうで捨てづらい人も多いのではないでしょうか。
旅行やイベントの品
旅行やイベントに行くと、記念におみやげを購入する人も多いでしょう。キーホルダーやポストカード、置物、Tシャツなど、見るだけでその時の楽しい気持ちが蘇るものもあるかもしれません。しかし、記念に購入しただけで、使うことや定期的に見返すことのないものもあるはずです。そのような品々は、思い出が邪魔をして捨てられずに溜まっていきやすくなります。
手紙や年賀状
家族や友人、恩師などから贈られた手紙や年賀状は、時折読むことで楽しい思い出が蘇ったり、元気になったりするものです。しかし、収納スペースには限りがあるため、すべてを取っておくことはできません。それがわかっていても、贈ってくれた人の想いや思い出まで捨ててしまう気がするため、捨てられずにいる人が多くいます。
子どもの成長を記録したもの
日々成長していく子どもの成長は、忘れてしまいたくない大切な思い出です。子どもの写真や、手形、幼稚園や保育園の先生からもらった成長の記録、出生体重と同重量の人形、子どもが作った作品、子ども服など、さまざまな形で子どもの成長記録を残しているのではないでしょうか。親にとってはどれも大切な思い出のため、捨てる決断ができない人も多いでしょう。
思い出のものを片付けよう!手放すコツ
思い出のものを片付けるためには、捨てる以外の選択肢を知ることと、手放す基準を明確にすることが大切です。手放すコツについてご紹介します。
本当に捨てられないか考え直す
大切な思い出だから捨てられないのではなく、捨ててはいけないと思い込んでいるか、思い出のものと向き合う作業が面倒だと思っている場合もあります。本当に捨てられないものか、今一度考え直してみましょう。
思い出のものを捨ててしまえる人は冷たい人。そんな思い込みから、本当は思い入れのないものを捨てられずにいませんか。親や友人からもらったものを捨てることは、決して薄情な行為ではありません。思い出はものに宿るものではなく、心に宿るものだからです。捨てずに取っておくのではなく、写真に撮っていつでも思い出せるようにしておきましょう。
また、思い出のものだからと理由をつけて、片付けを後回しにしている場合もあります。思い出を言い訳にせず、一つ一つのものと向き合い、今の自分に必要か不要かを判断しましょう。
インテリアとして再利用する
思い出のものも、ただ箱にしまってあるだけでは思い出を振り返る機会がなかなか持てません。子どものファーストシューズやお気に入りのレコード、置物、食器などは、ガラスのケースに飾ったり、壁に掛けたりして、インテリアとして再利用してみましょう。
本当に残しておきたいものは、目に見える位置にあるだけで心が温かくなるものです。自宅が今よりも癒される空間になるかもしれません。
可能な限りデータ化する
子どもの絵や工作、作文、書道作品、手紙、家族や友人から贈られた年賀状などの思い出のものは、捨ててしまえば二度と戻らないものです。無理に捨てようとはせず、可能な限り写真撮影をしてデータ化しておくことをおすすめします。
実物の保管には限界がありますが、データ化しておけば保管場所に困らず、捨ててしまって後悔することもありません。また、1つの場所に保管しておけるので、あちこち探し回る必要もなく便利です。
現在は、GoogleドライブやDropboxなどの無料のオンラインストレージサービスを利用できる時代です。データはオンライン上で保存されるため、パソコンや記憶媒体の故障でデータが失われる心配がなく、安心して保管・管理ができます。
無理に処分する必要もない
いくら断捨離の必要に駆られていても、無理に捨ててしまえば心の傷になることもあります。見ると元気になるものや、精神的な支えになっているものは、今後使用することがなくても処分する必要はありません。
また、なんとなく捨てられないものや、処分を何度もためらうものは、本当に手放したくないものかもしれません。無理に捨てようとせず、捨てる決心がついたものだけを捨てるようにしましょう。
管理方法を決めて最適に整頓する
年賀状やもらった服などは、なんとなくたまってしまいやすいものです。期限や容量を決めるなど、管理方法を明確にすれば、すっきりと整頓できるようになります。
年賀状は過去3年分まで、服は1年以内に着たものをクローゼットに収納できる分だけとっておく。このように限度を決めておくだけでも、日ごろから片付けやすくなります。
思い出のものを寄付して片付けよう
手放したいのに、捨てるのはちょっともったいない……。
そんな想いがある場合は、キフコレを利用して手放しませんか。キフコレはご自宅で梱包し配送するだけで1点から気軽に寄付できるサービスです。配送前に事前に申し込む必要がないため、お好きなタイミングでお送りいただけます。
お送りいただいた不用品はリユース・リサイクルされ、その過程で以下の4つの社会貢献につながります。
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大切な思い出は、心の中にいつまでも残り続けます。思い出のものに縛られすぎず、必要としている誰かのもとへと引き継いで、気持よく手放しませんか。