企業がSDGsに取り組む理由とは?導入するメリットを解説

ここ数年でSDGsを積極的に取り入れていこうと動く企業が増えてきました。なぜ、企業はSDGsに対して積極的な姿勢を見せるのでしょうか。

今回は企業がSDGsに取り組む理由と実施して得られるメリットを紹介します。

なぜ企業はSDGsに取り組む?理由と背景

持続可能な社会を実現するための目標として登場した「SDGs」。まずはSDGsの意味や普及した背景、企業が積極的に導入を進める理由と背景を紹介します。

そもそもSDGsとは

SDGsとは、2015年に国連で開催された「持続可能な開発サミット」で採択された国際目標です。私たちの社会はさまざまな問題を抱え、未来の存続が危ぶまれています。そのため、SDGsでは持続可能な社会を実現するために「17のゴール(目標)」と「169個のターゲット(具体目標)」「247のインジゲーター(指標)」が設定されています。

ここまでSDGsが普及した背景は

SDGsが普及した背景は、世界各地で起こっている地球環境や、貧困や格差、ジェンダー不平等といった問題も解決しなければ、今の社会は持続が難しい、という危機感と社会的責任が高まってきたからと言われています。SDGsの目標が先進国・発展途上国に関係なく、どの国でも必要不可欠なものだったことも、世界中でSDGsの認知が広まった理由の1つです。

さらに、わかりやすい目標設定や、それぞれのゴールを表現するカラーロゴも印象的で、多くの人に伝わった理由だと考えられています。

企業がSDGsに取り組む理由とは

持続可能な社会を実現するためSDGsが世界的に普及し、企業でもその導入が重要視されるようになりました。環境破壊は、穀物生産や漁業資源の確保と、生産と消費のバランスを乱して将来の経済的リスクを招く危険性がありますが、これらは企業の活動が大きく影響しています。

企業の活動は資源を消費し、二酸化炭素や廃棄物を排出するなど、環境に負荷を与えていることは否定できません。つまり、将来の経済的な発展のため、国だけでなく企業もSDGsに取り組まなければ、社会の存続が危ういと考えられているのです。

企業がSDGsに取り組むメリットとは?

SDGsに取り組むことは、企業にとって社会的な責任を果たすことにつながりますが、メリットもあります。ここからは企業がSDGsに取り組むことで得られるメリットを紹介していきます。

企業イメージの向上に

企業がSDGsに取り組むと「環境や社会に配慮している」と認識され、イメージ向上につながると言われます。企業のイメージが上がると、株主や取引先企業、顧客や従業員などステークホルダーからの信用度が高まり、資金調達のハードルも下がるといったメリットが考えられます。

また、ジェンダー平等や働きやすさといった人の豊かさに関わるSDGsに取り組むと、新しい人材確保についても優位に働きます。働きやすい環境が、社員のモチベーションの向上と優秀な人材の確保、定着率のアップにつながるからです。

コスト削減に

企業による節電やペーパーレス化といった環境配慮は、余計なエネルギー利用や廃棄物を減らすため、経費のコスト削減になります。余剰在庫や滞留在庫もごみにするのではなく、リユース・リサイクルを検討すれば、廃棄コストの低下につながるでしょう。

また、先述した通り、人材も定着しやすくなるため人材確保のコストも抑えられます。

事業機会の創出に

SDGsに取り組んでいくと、環境問題・社会問題の解決に向けたサービスや製品を作り出そうという動きが生まれ、新しい事業を起こす機会につながります。

また多様化する消費者のニーズに常に順応するだけでなく、SDGsの目標達成に合わせたサービスや製品は付加価値が生まれて価格競争にも生き残ります。

企業によるSDGsの取り組みをサポート

持続可能な社会を達成するために登場したSDGsは、企業が取り組むことで目標達成の促進につながるだけでなく、多くのメリットをもたらします。

すぐにできて簡単な取り組みは、社内の不用品の整理整頓や使い道のない在庫品のリユースです。不要となったものは「キフコレ」を利用してリユース・リサイクルしてみませんか。

キフコレでは、社内で使わなくなった電化製品や雑貨といった不用品の寄付を募っています。寄付された不用品はリユース・リサイクルし、以下の4つの社会貢献につながるサービスを展開しています。

  • 不用品をリユース・リサイクルすることでゴミを減らして、環境保全の支援
  • 送るたび、SNSでシェアするたびに100Lの水をきれいにする浄化剤の寄付
  • 途上国の雇用創出・自立支援
  • 国内障がい者の雇用促進・就労支援

また、キフコレでは在庫品をはじめとする企業向けの寄付も対応しているため、廃棄コストの削減やSDGsの取り組みとしてぜひご相談ください。

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