古いお線香はまだ使える?使用期限と適切な保存方法を解説
掃除をしていたら、かなり昔に買ったお線香が出てきた…という経験はないでしょうか。もしかしたら使う機会もあるかもしれませんが、かなり前に買ったお線香がまだ使えるのか、気になるところです。お線香に使用期限はあるのか、適切な保存方法があるのか確認してみましょう。
また、不用になったお線香が社会貢献につながる方法もご紹介します。
お線香に使用期限はない!古くても使えます
食品はもちろん、洗剤や薬など多くのものには、賞味期限・使用期限があります。しかし、お線香に関しては使用期限というものは存在せず、パッケージにもそのような表記はなく、昔買ったものだとしても問題なく使えます。
お線香の原料は天産の植物(木粉)をベースにしています。お線香に火をつけたときの香りは、木材によるものです。木材の香りはどれくらい継続するのか。その例とも言える存在が、奈良県の東大寺正倉院にある「蘭奢待(らんじゃたい)」です。
蘭奢待は長さ156センチ、量11.6キログラムの香木。聖武天皇(在位:724年~749年)に縁があるとされる蘭奢待は、足利義政や織田信長、明治天皇が切り取ったという話もあり、約1200年の間、その香りを保っていると言われています。
つまり、お線香も保存状態によってはそれほど長い年月使える可能性があると言えるでしょう。
お線香を保存するときの注意点
使用期限がないお線香ですが、保存状態によっては激しく劣化し、使用できなくなってしまう恐れがあります。お線香の弱点とは、温度と湿度、そして直射日光です。
湿ってしまったお線香に火が付かない、ということは想像に容易いでしょう。また、強い日光にさらされ続けるとお線香は変色し、崩れてしまうこともあります。使用期限がないからと言って、ずさんに保存してしまうと、いざというときに使用できないかもしれません。
お線香はできるだけ大切に保存して、いつでも使用できるようにしておきたいところです。しかし、お線香の保存方法はどのような状態が適切なのでしょうか。
これで完璧!お線香の適切な保存方法
お線香を保存する基本は、もちろん高温多湿を避け、直射日光を避けることです。他にも気を付ける点としては、お線香の香りが苦手という方もいるので、匂いが移りやすいものを一緒に保存しないことも挙げられます。
また、お線香を保存するためのアイテムも数多く存在します。調湿効果、耐熱性のある珪藻土(けいそうど)を利用したお線香ケース。筒形のケース、アルミ製のケースなど。他にも、サイズが合う瓶を100円ショップで買って保存することも、デザインによってはちょっとしたインテリアになるかもしれません。
ちなみに、お線香を冷蔵庫で保存すれば長持ちする、という説を聞いたことはあるでしょうか。この方法は結露やカビ発生の原因となり、間違った方法なので注意してください。
利用しないお線香は寄付という方法も
保存状態がばっちりだったとしても、お線香を使う機会はないこともあるでしょう。そんなとき、お線香をただ捨ててしまうのではなく、キフコレに寄付してみてはいかがでしょうか。
キフコレは家電から生活雑貨まで、さまざまな不用品の寄付を募るサービスです。キフコレに寄付された不用品は、リユース・リサイクルによって再活用されるだけでなく、4つの社会貢献につながります。4つの社会貢献とは、以下の通りです。
- リユース・リサイクルによる環境保全
- 途上国での修理依頼による雇用創生
- 途上国へ100リットルの水をきれいにできる浄化剤の寄付
- 国内の障がい者の雇用創生
さらに、家電であれば壊れていても寄付が可能です。捨てることはもったいないと感じる。ボランティアや社会貢献に興味がある。そんな方は、ぜひ1度キフコレをお試しください。