鉄瓶の錆び(サビ)はどうするべき?原因と対処法を解説
昔から家にある鉄瓶。興味はあっても錆びやすいというイメージから使う機会がない、という方は多いのではないでしょうか。鉄瓶はなぜ錆びやすいにも関わらず、多くの人に愛されているのか、少し気になるところですよね。鉄瓶はどのように使われるのか、錆びる原因や対処法をご紹介します。
また、使わなくなった鉄瓶を捨てたいと思ったとき、無駄なく処分する方法もご紹介します。
錆びやすい?鉄瓶を使う理由とは
鉄瓶(てつびん)とは、日本の茶の湯釜から派生した鉄製の湯沸かし器具のことです。茶道具として考案された鉄瓶は1830年頃に誕生し、次第に民具としても普及したと考えられています。
お茶を沸かすだけでなく、白湯やコーヒーを淹れるとき、お湯を準備するために便利な道具だと言えるでしょう。形としては急須によく似ていますが、鉄瓶は直接火にかけてお湯を沸かせる、という特徴があります。
そして最大の特徴は、水が沸騰する際に鉄瓶の内側から溶けた鉄イオンによって、水道水に含まれる塩素が分解されることから、お湯の口当たりがまろやかになる、と言われていることです。そのため、電気ケトルやステンレス製のやかんを使ったときとは、少し違った味わいを楽しむことができます。
また、その見た目も趣があり、鉄瓶を使ってお茶やコーヒーを入れれば、いつもと違う雰囲気を楽しめるでしょう。
鉄瓶が錆び出てしまう原因とは
しかし、鉄瓶は錆びが出てしまいやすい、というデメリットがあります。鉄瓶に錆が出てしまう原因は、主に3つです。
- 鉄瓶に水を入れたまま放置してしまうこと
- 使った後にしっかりと乾かさないこと
- 湿気の多い場所で保管してしまうこと
つまり、鉄瓶が水分に触れた状態が続いてしまうことが、錆びの原因になってしまうのです。そのため、鉄瓶に錆びが出てしまうことを防ぐには、しっかりと水分を取り除き、きちんと乾かすことになります。
ただ、必ずしも手入れを徹底できるとは限りません。もし、鉄瓶に錆びが出てしまった場合、どのように対処すべきなのでしょうか。
鉄瓶が錆びたときの対処法
鉄瓶に出た錆びの取り方は、主に2種類あります。軽度な錆びの場合と重度な錆びの場合の取り方をご紹介します。
軽度な錆びの取り方
軽度の錆びであれば、お湯を繰り返し沸かすだけで取れてしまいます。以下の方法をお試しください。
- 水を鉄瓶の8分目まで注いで30分ほど沸騰させる
- お湯を白い容器に移して色を確認する
- お湯の色が透明になるまで繰り返す
- 透明になったら錆び臭さがないか味を確認する
重度な錆びの取り方
鉄瓶から赤く濁ったお湯が出てり、味が気になる、重度な錆びが出ている、といった場合は、緑茶を使います。
緑茶にはタンニンという錆びと化学反応を起こす物質が含まれています。これが錆びと化学反応を起こすため、鉄瓶の中の錆びを止めることができるのです。
- 鉄瓶の内側をたわしでこすり、錆びを洗い流す
- パックに入れた緑茶を鉄瓶に入れ8分目まで水を注ぎ30分沸騰させる
- 火を止めて半日以上放置する
- 軽くすすいでからお湯を沸かす
- 錆が気になるなら2~4を繰り返す
錆びが取れたら、その後は水に触れた状態で放置しないよう注意しましょう。水を入れっぱなしにしない、きちんと乾かす、湿気のある場所は避けて保管する、最低でもこれらは心がけてください。
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