若い世代はワープロ知らない?その歴史と活躍の時期を紹介
ワープロを仕事で使いこなしていた、という方の多くは昭和という時代を生き抜き、今の日本の礎を作った人々ではないでしょうか。しかし、平成後期や令和の時代を活躍する若い人々は、ワープロという名前を聞いてもピンとこないようです。
それでは、ワープロはどんな機器なのか、いつからいつまで使われていたのか、その歴史を振り返ってみましょう。
ワープロってなに?若い世代は知らない!
今の時代、パソコンが一台あれば、文章やプレゼン資料、動画の作成も可能です。それどころかスマホがあれば、これらの作業も完結してしまうかもしれません。
しかし、昔は文章作成と言ったらワープロが大活躍。時代によっては必須のアイテムと言えました。そんなワープロも現在はすっかり見なくなり、現在の若い人たちは「何に使う機器なのか想像がつかない」なんて言われることも。
ワープロと一緒に時代を駆け抜けてきたビジネスパーソンからすると、ちょっと寂しい気持ちになってしまいますが、時代の流れを考えると仕方のないことかもしれませんね。時代が変わった今だからこそ、ワープロの歴史を振り返ってみましょう。
ワープロはいつ使われていた?歴史をたどる
ワープロは、正式な名称を「ワードプロセッサ」と言い、文書作成編集機と呼ばれることもあります。その名の通り、文章を入力し、活字で印字するシステムとして、1980年代に活用されていました。
その誕生は1977年のこと。シャープが試作機を開発し、事務機器・OA機器の展示会に出品したものこそ、ワープロの始まりと言えるでしょう。翌年、1978年には東芝が初の日本語ワードプロセッサ「JW-10」を発表。発売価格は630万円でした。
1980年代に入ると、多くの電機メーカーや事務機メーカーがワープロ市場に参入。競争により価格も下がり、大手企業の導入も進みます。さらに、1985年時点でワープロの平均価格は16.4万円でしたが、カシオが59,800円の「カシオワードHW-100」を披露し、衝撃を与えました。この頃に、印刷フォントの種類が増え、図形の描画、絵文字、はがき印刷、住所録、表計算といった付加機能も搭載し始めます。
しかし、1990年代に入るとパソコンの低価格化、安価なパソコン用高性能プリンターの登場などによって、ワープロの出荷金額は1991年をピークに急低下。パソコンの売上がワープロ専用機の売上を逆転します。
そして、1999年にはパソコンの売上がワープロ専用機の売上を逆転。2003年にシャープの「書院」シリーズが生産中止となり、ワープロ専用機は全社で製造を終了しました。
ワープロの現在!代替品はあるの?
現在、ワープロで行われていた作業のほとんどは、パソコンが取って代わり、その姿を見ることはありません。
ただ、キーボード付きのフォトプリンタ、プレーンテキストの入力に特化したポメラといったワープロのコンセプトを取り入れた製品が今も存在しています。特にポメラはキーボードで文字を入力して記憶する機能に特化した文章作成専用機で、手軽に持ち運べるサイズであることから、移動中や外出先といったシーンで活用されています。
また、一部では中古のワープロが再び重宝されている、という話もあります。なぜなら、ワープロはパソコンと違ってインターネットにつながらないため、セキュリティの面で評価できる部分があるからです。他にも年配の方が使い慣れたワープロを親しむケースも。
どんなに新しい技術が出てきても、古いからこそ使いやすいという場面もあるのかもしれませんね。
片付けでワープロが出てきたらどうする?
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