SDGsに寄付で貢献できる?支援方法と簡単な手段をご紹介
「SDGsに貢献したい」「支援したい」と思ってはいるものの、「何から始めればいいのかわからない」方も多いのではないでしょうか。
「寄付」は、SDGsの目標達成に向けてわたしたちができる身近な行動のひとつです。近年では金銭だけでなく、不用品やポイント、買い物を通じた支援など、さまざまな形での寄付が広がっています。
この記事では、寄付を通じてSDGsに貢献する簡単な方法を紹介します。
SDGsとは?寄付による支援は可能なのか
SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」のことです。2030年までの達成を目指し、「貧困をなくそう」「安全な水とトイレを世界中に」「つくる責任 つかう責任」など、17の国際目標が掲げられています。
これらの取り組みは、国や企業だけでなく、私たち一人ひとりの行動によっても支えられています。「寄付」は、教育支援や環境保全、貧困地域の生活改善など、多くのSDGsの目標達成への貢献が可能です。
また、金銭の寄付だけでなく、不用品やポイントを活用した寄付など、誰でも気軽にできる仕組みが広がりつつあります。
SDGsに取り組む団体に寄付する方法は
寄付にはさまざまな形があり、自分に合った方法で無理なく続けることが大切です。ここでは、代表的な5つの方法をご紹介します。
金銭による寄付
金銭による寄付は、昔から行われてきた基本的な支援のかたちです。社会的課題に取り組む国内外の団体へ、銀行振込やクレジットカードなどで直接寄付できます。近年では、自動振替やクレジットカード決済によって、毎月継続的に支援できる「定額寄付」の仕組みも増えつつあります。
医療・教育・防災など、今まさに支援が必要とされている分野に貢献でき、SDGsの多くの目標を横断的に後押しできます。寄付金の使い道が明確な団体を選べば、自分の想いをよりダイレクトに社会へ届けられるでしょう。
また、特定の団体や法人へ寄付した場合は、確定申告を通じて所得控除や税額控除を受けられる場合もあります。
参考記事:「寄附金を支出したとき」|国税庁
ポイントによる寄付
クレジットカードや通販サイト、ポイントカードの利用で貯まったポイントを寄付に活用できる仕組みもあります。1ポイント単位から寄付できるものも多く、「無理なく」「気軽に」社会貢献できるのが魅力です。
はじめての方は、まず、使い切れずに失効してしまうポイントを寄付に活用してみるのもおすすめです。寄付のハードルが低く、初めての方にも取り入れやすい方法です。
少ないポイントでも多くの人が参加すれば、共感を軸にした支援の輪を広げられるでしょう。
食料品の寄付
家庭で余っている食品をフードバンクなどに提供する方法もあります。廃棄を減らし、食料を必要とする人に届けることで「飢餓をゼロに」「貧困をなくそう」といったSDGsの目標達成につながります。
寄付できるのは、賞味期限が確保され、未開封の食品が基本です。お歳暮やギフトでいただいたものの使いきれなかった缶詰や乾麺、調味料なども立派な寄付の対象になります。
「使い切れない食材を寄付する」という選択は、キッチンをすっきり整えながら、食品ロス削減にも貢献できる点が魅力です。「捨てる」から「譲る」に変えるだけで、誰かの食卓を支える優しさへとつながるでしょう。
寄付につながる商品を購入する
最近では、売上の一部が支援金として寄付される商品も増えています。フェアトレードコーヒーや環境に配慮して作られた日用品を購入することも、寄付のひとつの形です。
このようなエシカル消費(人や地球にやさしい消費行動)は、SDGsの目標達成につながる行動としても注目されています。消費者の思いやりある選択が企業の取り組みを後押しし、社会全体に「支援が循環する仕組み」を生み出すきっかけにもなるでしょう。
不用品の寄付
使わなくなった衣類や家電、本などを、支援団体やリユース企業などに寄付する方法もあります。寄付された不用品は再利用や再販売され、その収益が支援活動に活かされます。
不用品を寄付することで、ごみの削減や途上国の支援につながるうえ、「もう使わないものが誰かの役に立つ」という満足感も得られます。まとめて寄付できるサービスを利用すれば、大掃除や引っ越しの際にも手間をかけずに実践できるでしょう。
リユースやリサイクルによって環境負荷を減らし、「つくる責任 つかう責任」の目標達成にもつながります。
キフコレを通してSDGsに貢献
キフコレは、ご家庭の不用品を寄付として受け取り、途上国で修理・再販売しているサービスです。販売で得た売上の一部は、水浄化剤の購入や寄付に活用されています。こうした仕組みにより、水問題の解決や雇用創出など、4つの社会貢献につながっています。

キフコレの取り組みは、雇用支援・貧困削減・水資源の確保など、SDGsの目標達成にもつながっており、特に以下の目標と深く関わっています。
- 目標1:貧困をなくそう
- 目標6:安全な水とトイレを世界中に
- 目標8:働きがいも経済成長も
- 目標12:つくる責任 つかう責任
さらに、キフコレに不用品を送ると1,000リットルの水浄化剤、SNSでシェアするだけでも100リットルの水浄化剤が寄付される仕組みになっています。

「寄付したいけれど、何から始めればいいかわからない」という方でも、無理なく社会貢献できるのがキフコレの魅力です。
利用方法はとても簡単で、以下の3ステップで完了します。
不用品をまとめて寄付できるため、大掃除や引っ越しのタイミングにも便利です。不要になったモノが誰かの役に立つことで、気持ちもすっきりしながら社会貢献できます。
※寄付できるものについてはこちらからご確認ください。
また、キフコレを運営する株式会社浜屋では、2025年9月から学生・企業・リユース事業者と連携し、SDGsの目標達成に向けた社会貢献プロジェクトにも参加しています。
「ダンボールで地球を救う」をスローガンとしたこのプロジェクトでは、不要なダンボールの再利用と寄付の仕組みを組み合わせ、リユース文化の定着と寄付活動の促進を目指しています。
・関連記事
あなたも「不用品を寄付する」というシンプルな行動から、社会課題の解決を支え、SDGsの目標達成に貢献してみませんか。





