学生・大学・企業・リユース事業者による世界課題の解決を目指すプロジェクトがスタート
この世界には数々の社会課題があり、その解決が求められていますが、廃棄物の問題もその1つです。そんな中、学生・大学・企業・リユース事業者の4社が手を取り合い、使用済みダンボールを活用するプロジェクトがスタートしました。
「ダンボールで地球を救う」をスローガンとしたこの取り組みは、どのような内容になっているのでしょうか。
プロジェクトの内容をご紹介します。
4社協力プロジェクト「ダンボールで地球を救う」
2025年8月、拓殖大学・tobiraプロジェクト(株式会社心力舎)・株式会社RC(買いクル)・株式会社浜屋(キフコレ)が協力し、世界課題の解決を目指すプロジェクトが生み出されました。
「ダンボールで地球を救う」をスローガンとし、2025年9月1日~2026年3月31日の期間中は「出張買取サービス 買いクル」が全店舗で不要なダンボール(※汚れが少なく、再利用可能なものに限り)を1枚10円で買取。
さらに、買いクルは出張買取(全国対応)でお客様のお宅へ訪問した際に「不要なものをこの箱に入れるだけ」で寄付できるダンボールを無料で配布します。
その後、専用のダンボールを受け取ったお客様は、寄付する品物を入れて宅配業者各社の営業所やコンビニなどからキフコレ宛に送るだけで、水浄化剤の寄付、途上国の雇用創出といった社会貢献に参加できます。
調査によると、日本人の約74%が「寄付したことがない」と回答し、その理由は「どこに寄付していいかわからない」「方法がわからない」といった結果でした。
しかし、このプロジェクトは「寄付の機会」と「手軽な方法」を提供するため、リユース文化・寄付文化の促進、世界課題の解決につながると考えられます。
詳しくはプロジェクトの詳細ページでご確認ください。
プロジェクトの柱となる3つの取り組み
今回のプロジェクトは、以下の3つを柱として取り組まれています。
ダンボールの買取による資源循環
まず、使われないダンボールを「売れる資源」として買取する取り組みです。
日本国内のダンボール回収率は95%以上と世界最高水準ですが、再利用率は約66%。
再活用の伸び悩みが課題となっていることから、本プロジェクトは未利用古紙の活用を促し、使い捨てない日常を目指しています。
寄付のハードルを下げて海外支援
使用済のダンボールに不用品を詰めて送るだけ、という手軽な仕組み。
さらには、リユース・リサイクル業界の大手である浜屋が仕分け・再生・海外輸出を行うことで、寄付活動のハードルを下げます。
多くの人が「どこに寄付していいかわからない」「方法がわからない」といった理由から寄付の経験がありませんが、この仕組みによって心理的障壁を取り除き、個人レベルの社会貢献を後押しします。
気軽な寄付でリユース文化を根付かせる
寄付用の「専用ダンボール」を一般家庭に配布・設置し、不用品を入れるだけ、といういつでも寄付が可能な状態をつくります。
多くの人はリユースや寄付という選択肢を知っていても、方法が分からず処分してしまいますが、このように行動導線を家庭内に作ることで「リユースの文化を根付かせる」という取り組みにつながります。
プロジェクトに参加する各社の役割は
このプロジェクトに参加する各社の役割をご紹介します。

拓殖大学
学生と企業が連携するキャリア教育の授業の中で「tobiraドリームプロジェクト」の一環として実施された本プロジェクトですが、拓殖大学の学生が企画と社会課題の調査を行いました。
拓殖大学の学生は、以前も買いクルと提携し、リユースを通じた社会課題解決と循環型社会の形成を目指すプロジェクトを企画立案しています。
株式会社心力舎
「tobiraドリームプロジェクト」を手がける株式会社心力舎は、環境事業、Web制作、出版など、多岐にわたる事業を展開しています。
本プロジェクトでは、広報活動、および各社のコミュニケーション円滑化などの役割を果たしています。
株式会社RC
出張買取サービス「買いクル」の運営や中古車販売事業も手がける株式会社RC。
買いクル140店舗の全国網を活用した買取キャンペーンの運営と一般宅へのキフコレ専用ダンボールの設置を担っています。
株式会社浜屋
国内の一般家庭や企業から、家電、家具、雑貨、ブランド品、骨董品など、幅広い種類の商品を買取し、海外輸出(約70か国)をメインに幅広くリユース・リサイクル事業を行う株式会社浜屋。
こちらのプロジェクトでは、寄付サービス「キフコレ」の運営元として、集荷された不用品を輸出。社会貢献につなげています。
キフコレならいつでも手軽に寄付を通して社会貢献
このように、不用品の寄付を募る「キフコレ」は、個人でも世界課題の解決に貢献できるサービスです。
また、こちらのプロジェクトを通さずともキフコレはいつでも利用が可能で、申し込みも一切不要。自分のタイミングで手軽に不用品を寄付できる仕組みとなっています。
大掃除や引っ越し、日々の片付けで出た不用品。捨てるのは「もったいない」と思ったら、ぜひキフコレを利用してみてはいかがでしょうか。
詳しいサービス内容は、以下からご確認ください。




