なぜ芸能人は寄付をする?その背景や社会的な影響を解説
地震などの自然災害や大規模な紛争が起きたとき、決まって話題にあがるのが芸能人や著名人の寄付活動。テレビやインターネット・SNSで多額の寄付が伝えられ、大きな注目を浴びることもよくあります。そんなニュースを耳にすると、芸能人はなぜ頻繁に寄付をして、その金額を公表するのか不思議に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、芸能人が寄付を行う背景や社会に与える影響を簡単に解説。芸能人の行動を応援したい方が手軽にできる寄付活動もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
芸能人はなぜ寄付をする?背景と影響
芸能人が寄付を行う背景や社会的影響についてご紹介します。
芸能人による寄付の背景
芸能人が寄付を行う背景には、さまざまな動機があります。例えばサンドウィッチマンの伊達みきおさん(宮城県出身)や有吉弘行さん(広島県出身)のように、自身の故郷が地震や豪雨などで被害を受けた際に寄付活動を行う方もいますし、社会や困っている人の役に立ちたいという信念から寄付を続けている方もいます。
また、幼少期の辛い経験(貧困や家族問題など)や過去の体験から特定の団体・社会問題に思い入れがあり、寄付活動につながるケースもあるでしょう。他にも以下のような理由も挙げられます。
- 社会からの恩恵を還元したい
- 自身の影響力で支援の輪を広げたい
- 税制上の優遇措置(寄付金控除)を受けたい
- 社会的な注目を得たい
- 自身のイメージ向上につなげたい
寄付を行う動機は人それぞれ。一人一人に違った背景があると言えます。
寄付による社会的な影響
芸能人や有名人の寄付は社会に大きな影響を与え、寄付活動を活発化させる効果があります。芸能人が行う高額寄付はニュースやSNSで大きく取り上げられ、たくさんの人々が寄付の重要性を意識するきっかけになるためです。また、好きな芸能人の行動に共感したファンがその行動を支援したり、芸能人自身が寄付を呼びかけたりすることで新たな寄付にもつながります。
例えば最近では、韓国のアイドルグループBTSのメンバーJUNG KOOK(ジョングク)さんの誕生日に世界中のファンが寄付リレーを決行。日本・アメリカ・ロシア・インド・インドネシアなど世界各国で児童・動物・環境保護活動が続いたことを韓国メディアが発表しました。このように、社会的に影響力のある芸能人が寄付を行うことは、慈善活動などの支援を社会全体に広げる効果があるのです。
寄付によって非難を浴びることも
芸能人や富裕層の寄付活動は社会によい影響を及ぼす一方で、その行動により非難を浴びることもあります。寄付金額を公表し大きく報道されると、一部の人々からは「売名行為だ」「偽善だ」といった批判が起こるためです。しかし、多くの芸能人はこれらの非難に屈せず寄付活動や寄付金公表を続けています。
例えばタレントの指原莉乃さんは、偽善・売名などの批判があっても寄付を続ける意志を自身のSNSで公表。長友侑都さんや本田圭介さん(プロサッカー選手)は、売名や偽善でも困っている誰かが救われる事実は変わらないなどのコメントを発信しています。またYoshikiさん(X-JAPAN)は、寄付を公表することで支援拡大やチャリティー活動の重要性を広く伝える効果があると考えており、寄付を公表する意義を訴えています。
芸能人による寄付の事例
芸能人による寄付や慈善活動の事例を具体的にご紹介します。
安室奈美恵さん
2018年に芸能界を引退した安室奈美恵さんは、引退前から多くの寄付活動を続けてきました。特に2005年のスマトラ沖地震(インドネシア)の際には日本ユニセフ協会に1,000万円、東日本大震災の際には日本赤十字社に5,000万円と多額の寄付を行い、紺綬褒章(※)を受章しています。また、地元沖縄の貧困に苦しむ子どもたちのために設立された「沖縄子ども未来基金」にも200万円の寄付を行っており、自身の故郷への深い愛が感じられます。
(※)紺綬褒章とは:公益のために多額の私財を寄附した個人に贈られる褒章のこと。
YOSHIKIさん
YOSHIKIさん(X-JAPAN)は災害・医療・人道支援のほか、音楽業界や国内外の慈善活動など幅広い分野において多額の寄付を行っていることで知られています。災害支援では、以下のような寄付を公表しています。
- ロサンゼルス山火事(2025年):50万ドル(約7700万円)
- 能登半島地震(2024年):日本赤十字社に1000万円
- 台湾地震(2024年):台湾赤十字組織に1000万円
そのほか熊本地震・東日本大震災の際にも支援を行っています。また、人道支援ではウクライナ避難民支援のために合計3,000万円、コロナ禍での音楽業界関係者支援のために1,000万円以上を寄付しており、これらの積極的な慈善活動が評価され2021年に紺綬褒章を受章しています。
前澤友作さん
国内最大級のファッションECサイトの創業者として知られる前澤友作さんは、2021年にふるさと納税で約10億円の寄付を行い話題となりました。全国87の各自治体に500〜3,000万円の寄付を実施し、コロナ禍で苦しむ観光地への支援を自身のSNS上で公表しています。
千原せいじさん
千原せいじさん(お笑いコンビ千原兄弟)は、「一般社団法人ギブアウェイ」(2018年設立)の代表理事として活動を行っています。70カ国以上の国と地域への渡航経験により、貧困が原因で教育を受けられない子どもへの継続的な支援の必要性を痛感。発展途上国でボランティア活動を行う日本人の活動をサポートすることを目的に「一般社団法人ギブアウェイ」を設立し、国内外の貧困問題・教育支援などに積極的に取り組んでいます。
人気YouTuber
日本を代表する人気YouTuberのヒカキンさん、ヒカルさん、はじめしゃちょーさんなども多額の寄付を行っていることが知られています。
例えばヒカキンさんは、新型コロナウイルスでの医療支援のためにYahoo!基金と共同で「命を守る人を支えたい コロナ医療支援募金」を立ち上げ、募金活動を呼びかけました。自身も1億円を寄付したことで多くの視聴者を驚かせ、彼の行動に賛同した人々により約3億7,000万円もの寄付が集まりました。その他、東日本大震災、西日本豪雨、能登半島地震などでも自ら寄付を行い、彼の呼びかけによって多くの人々が寄付に参加しています。
若い世代を中心に人気を集めるヒカルさんは、ウクライナ支援に3,000万円、新型コロナウイルスでの医療従事者支援に1,000万円、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」に1,000万円など総額で億単位に上る寄付を続け、2021年に紺綬褒章を受章しています。ヒカルさんは自身の寄付活動を売名行為・偽善活動と公言し、「やらない善よりやる偽善」というスタイル貫いています。
はじめしゃちょーさんは、ヒカキンさんが立ち上げたコロナ医療支援募金に1,000万円、能登半島地震の被災地へ合計500万円などの寄付を行っているほか、過去には彼が集めた遊戯王カード(約5万枚)の売却額を全て日本赤十字社に寄付した実績があります。
誰でもできる!不用品の寄付で社会貢献
芸能人の寄付は、彼らが行う多額の寄付だけにとどまらず、多くの人々に寄付の重要性を訴え、寄付や支援活動の輪を広げる効果があります。自分の好きな芸能人が寄付を行っていることを知り、自分も何か寄付できないかと考え始めた方も多いのではないでしょうか。
寄付は、誰でもできる慈善活動です。そして寄付できるのはお金だけではありません。例えばあなたの部屋に溜まった不用品でも、「キフコレ」を利用することで寄付による社会貢献が可能です。
キフコレとは不用品の寄付を募るサービスで、家にある不用品を寄付するだけで次のような4つの社会貢献ができます。

キフコレでは、寄付品を主に途上国で修理・販売することで、途上国での物資不足や雇用創出に貢献しています。また、寄付品を販売することで得た売上を利用して、途上国に水浄化剤を寄付しています。

キフコレの利用法はとても簡単です。
【キフコレの利用方法はこちら】
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※寄付できるものについてはこちらからご確認ください。
✓申し込み不要
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(種類に関係なく段ボールにつめるだけ)
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自分も社会のために何かしたい・好きな芸能人の行動を応援したいと感じたら、ぜひ一度キフコレの利用をご検討ください。





