もう電子辞書は使わない?スマホ普及後もメリットはあるのか

スマートフォンの普及により、電子辞書の需要は確実に低下しています。しかし、今でも学生や社会人、語学学習者などにニーズやメリットがあるのも事実です。そこで今回は、電子辞書の必要性やメリットなどをわかりやすくご紹介!電子辞書を買うかスマホで代用するか迷っている方や、電子辞書の機能について知りたい方はぜひ参考にしてください。

電子辞書は使わない?スマホ普及で需要に影響

過去20年間で電子辞書の需要は大きく低下し、2023年の国内出荷数はピーク時(2007年)の7分の1に減少しました。主な原因は、スマートフォンの普及により誰もが簡単にインターネット検索や辞書アプリを利用できるようになったためです。また、少子化や学校でのパソコン・タブレット利用率の増加も需要低下の一因と言えるでしょう。

2025年2月には、電子辞書の最大手カシオが新モデルの開発中止を発表し、電子辞書市場は今後も衰退傾向が続くと考えられています。

まだ使い道がある?電子辞書のメリットとは

そんな電子辞書ですが、学生・社会人・語学学習者など一部の人々にとっては確実にニーズやメリットが存在します。ここでは、電子辞書の具体的なメリットを3つご紹介します。

ネットよりもスムーズに検索できる

電子辞書の最大のメリットは、調べたい言語をどこにいても・簡単に・正確に検索できることです。例えばインターネット検索と比較してみましょう。インターネット検索はWi-Fi(オンライン)環境のない場所では利用できません。

またインターネット上には不確かな情報が多く存在するため、間違って覚えたり情報が正しいか複数サイトで調べたりする手間が生じます。その点、電子辞書はオフラインでも利用でき、文字を入力するだけで正確かつ信頼性のある情報をスムーズに手に入れることができるのです。

スマホを利用できない学生には需要がある

電子辞書の2つ目のメリットは、スマートフォンを利用できない人・場所で役立つことです。例えば小学生などは、スマートフォンを持っていないこともよくあります。そんなときは、気軽に調べられる手段として電子辞書が重宝されます。

また多くの学校では、授業中にスマートフォンの使用を禁止しています。そのため、授業中に出てきたわからない言葉をその場ですぐに調べたいときにも、電子辞書が役立ちます。

辞書機能のみなので誘惑がない

余分な誘惑がないことも、電子辞書のメリットです。スマートフォンには検索機能以外にも魅力的なアプリが多く存在します。そのため、検索するためにスマートフォンを手に取ったはずが、ついつい違うアプリまで開いてしまい時間を無駄にすることがよくあります。集中して効率的に勉強したい方には、電子辞書の利用がおすすめです。

思った以上に便利!電子辞書の機能

昨今の電子辞書は多くの情報を検索できるだけでなく、さまざまな便利機能が収録されています。注目すべき便利機能を3つご紹介します(※)。
※収録されている機能や名称は、機種やメーカーにより異なります。

検索機能が豊富

電子辞書には多彩な検索機能があり、調べたい目的に応じて簡単にすばやく検索ができます。便利な検索機能の一例をご紹介します。

  • 一括検索(複数辞書検索):わからない言葉を複数の辞書で同時に調べられる
  • 手書き検索:読めない漢字を調べられる
  • 成句・例文検索:単語から成句(熟語)や例文を調べられる

そのほか、検索した言葉の説明にわからない単語があったとき、なぞるだけでその単語を更に調べられたり、過去に調べた単語に蛍光マーカーを引けたりなど、新機種が発売されるたびに様々な便利機能が追加されています。

リスニングやスピーキング学習

昨今の電子辞書には、学習機能も豊富に収録されています。例えば学生向け(中学生・高校生向け)の電子辞書には、英語学習で重要な4技能(リスニング・スピーキング・ライティング・リーディング)の学習コンテンツのほか、6教科の勉強や大学入学共通テスト、英検対策に対応したコンテンツも多数収録されています。

また社会人向けのものには、ビジネス用語や専門用語のほか、冠婚葬祭マナーやスピーチ文例集、家庭の医学辞典など多くの場面で役立つコンテンツを収録。そのため、何かを学習するたびに辞書や対策本を買うなどの労力・コストを省くことができます。

コンテンツの追加も可能

電子辞書によっては、Wi-Fi(オンライン)に接続して追加コンテンツを購入・ダウンロードできるモデルもあります。そのため、自分のライフスタイルが変わっても、手軽にカスタマイズすることができます。

やっぱり電子辞書は使わない!そんなときは

スマホの普及や少子化により、電子辞書は学生や一部の社会人といったニッチ市場での需要に限定されつつあります。そのため、「昔はよく使っていたが、今は使わなくなった」という方も多いでしょう。そんなときは、ぜひ「キフコレ」への寄付をお考えください。

キフコレとは不用品の寄付を募るサービスで、電子辞書のような家電製品以外にも、キッチン用品・ホビー用品・日用品など多種多様な不用品をまとめて処分することができるサービスです。寄付されたものは主に途上国で修理・販売され、現地の人々によって大切に使われます。

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特に日本の電子辞書は信頼性が高く、留学や語学学習に役立つと海外で大人気!電子辞書を捨てようと思っている方は、その前にぜひ寄付を検討してみてください。

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このように利用できるため、自分が思い立ったタイミングで、手軽に不用品を処分することが可能。使用済みの調理器具や食器、壊れた家電製品も送ることができますよ!

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