SDGsは誰でも始められる!今からできる個人でできること8選

SDGsに興味があっても、具体的に何から始めたらよいかわからずにいませんか? SDGsは地球規模の目標ですが、個人でできることはたくさんあります。

地球規模で見れば、個人が1日にできることは小さな規模かもしれません。しかし、毎日ひとりひとりがSDGsの取り組みを行えば、地球を救う規模の取り組みになるでしょう。

本記事では、今から個人でできる具体的なSDGsへの取り組み例を8つご紹介します。年齢や知識レベルに関係なく、誰でも始められる内容ですので、今日から実行してみましょう!

SDGsとは?個人でできることはある?

SDGs(エス・ディー・ジーズ)はSustainable Development Goalsの略称で、「持続可能な開発目標」という意味です。2015年9月に国連加盟国193カ国が国際目標として掲げ、2015年から2030年までの間に”持続可能な17のゴールの達成”を目指しています。

国際目標と聞くと、大規模で個人でできることがあまりないように感じるかもしれません。しかし、SDGsの17のゴールをご覧いただければ、個人でもできる取り組みがあることがわかります。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

個人でできるSDGsの取り組み8選

それでは、SDGsの17のゴールのうち、個人でできる取り組みには具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、個人でできる事例を8つご紹介します。

3Rを心がける

3Rは、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の頭文字を取った言葉です。ごみの削減を目的とした、持続可能な地球環境をつくるために大事な概念といえます。

3Rは、SDGsの17のゴールのうち「12.つくる責任つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」などが該当する取り組みです。

食品の食べ残しをなくしたり、物を大切に使用し続けたりなど、使う側が責任を持つことで食品やごみの廃棄を削減できます。さらに、廃棄物が削減できると、廃棄物処理で発生する温室効果ガスの排出の抑制、海や陸の環境保全につながります。

省エネを心がける

省エネとは、エネルギーを効率よく使用するという意味です。温室効果ガスの発生を抑制できる省エネは、「13.気候変動に具体的な対策を」に該当する取り組みといえます。

現在の日本で発電割合の高い発電方法は、天然ガス31.7%、石炭26.5%、火力など11.0% です。どの発電方法も温室効果ガスの発生につながるため、省エネを心がけることで温室効果ガスの発生を抑えられます。

また、太陽光や風力発電のように、温室効果ガスが発生しない“クリーンなエネルギー”の利用は、「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の達成につながります。

地産地消を心がける

地産地消とは、地域で生産されたものを、その地域で消費することです。農産物や海産物の地産地消は、「12.つくる責任つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」などの取り組みにつながります。

地産地消することで、地域の農家や漁師が安定した収入を得られるようになり、収入を増やすために地域外への販売や輸出を検討する必要がなくなります。これが海産物の乱獲や農地拡大による森林破壊の防止につながり、海や陸の豊かさを守ることにつながるのです。

また、地産地消は農産物や海産物の輸送距離が短く済むため、温室効果ガスの抑制にも効果的です。このように、地産地消を心がけることで、使う側(食べる側)の責任を果たすことにつながります。

食品ロスに注意する

食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄された食品のことです。農林水産省及び環境省により発表された、2020年度の食品ロス量 は522万トンで、このうち一般家庭から出た食品ロス量は247万トンとされています。

食品ロスの原因は、買いすぎ・作りすぎによる食べ残しや、賞味期限切れが理由となる場合がほとんどです。食べられる量の食材を買い、食べきれる量の料理をつくることや、賞味期限内に消費することを意識するだけでも、「12.つくる責任つかう責任」につながります。

エコバッグやマイボトルを利用

レジ袋やペットボトルの使用を控え、エコバックやマイボトルに切り替えるだけで、「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」の取り組みにつながります。

レジ袋やペットボトルなどの原料となるプラスチックは、石油や天然ガスから作られます。プラスチックの製造や焼却時には二酸化炭素が排出されるため、エコバックやマイボトルに切り替えることで気候変動の対策になるのです。

また、レジ袋やペットボトルなどのプラスチックごみは、ポイ捨てや風によって森や川、海へと運ばれます。プラスチックごみが環境を汚染したり、生き物の命を脅かしたりするため、プラスチックごみの削減は海や陸の豊かさを守るために有効なアプローチといえるでしょう。

認証マーク入りの商品を選ぶ

適切に管理・調達された森林資源や海洋資源であることを証明する「認証マーク」入りの商品を選べば、森林破壊や海産物の乱獲の防止につながります。

「認証マーク」入りの商品の購入は、「12.つくる責任つかう責任」「13.気候変動に具体的な対策を」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」のアプローチに有効な取り組みです。

認証マーク には以下のような種類がありますので、商品を選ぶ際の参考にしてみましょう。

  • FSC認証…適切に管理・調達された林産物に対する国際森林認証制度(飲料パック・トイレットペーパーなど)
  • RA認証…地球環境を守るための基準に従って生産された熱帯雨林の農産物であることを表す国際認証(コーヒー、バナナなど)
  • MSC認証…海洋の資源と環境に配慮した漁業によって獲られた天然の水産物であることを表す国際認証(魚の缶詰、加工食品など)
  • ASC認証…海洋の環境や地域社会に配慮しながら養殖・生産された水産物であることを表す国際認証(魚の缶詰、加工食品など)

フェアトレード商品を選ぶ

フェアトレード商品とは、公正に取引きされた商品のことを指します。必要以上の農薬を使用せずに生産した農作物や、生産者へ正当な対価が支払われた製品などがフェアトレード商品となります。

安すぎる商品の背景には、安すぎる賃金で雇われたり、生産量を上げるために必要以上の農薬を使用したり、貧困や環境破壊の原因となる問題があります。フェアトレード商品を選ぶことで、「1.貧困をなくそう」「2.飢餓をゼロに」「12.つくる責任つかう責任」「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」などの取り組みにつながり、貧困や環境破壊の解決につながるのです。

フェアトレード商品には、国際フェアトレード認証ラベルである「FAIRTRADEマーク」などがあります。

エコや環境問題に興味を持つ

ここまで7つの具体例を挙げましたが、最も大切なことはエコや環境問題に興味を持つことです。SDGsの概念である「持続可能な社会」の実現には、エコな暮らしと環境問題の解決が不可欠です。

具体例を参考に行動するだけでなく、エコな暮らしや環境問題に興味を持ち、普段の生活の中で自分にできることを工夫してみてください。興味を持てば、買い物の商品選び、ごみの分別、食品の有効活用、節電など、自然とできることが思い浮かんでくるかもしれません。

個人で取り組めるSDGs!不用品を寄付

衝動買いして使用していないものや、使う予定のない贈答品、着られなくなった衣類などのリユース・リサイクルは、個人でできるSDGsの取り組みです。

「まだ使えるけど、不用になってしまった」という物はありませんか?キフコレへ寄付すれば、リユース・リサイクルによって地球環境への負荷を減らし、誰かの役に立つこともできます。

キフコレは、ご自宅で梱包し配送するだけで不用品を1点から気軽に寄付できるサービスです。配送前に事前に申し込む必要がないため、お好きなタイミングでお送りいただけます。

お送りいただいた不用品はリユース・リサイクルされ、その過程で以下の4つの社会貢献につながります。

  • リユース・リサイクルによる環境保全
  • 途上国での修理依頼による雇用創生
  • 途上国へ100リットルの水をきれいにできる浄化剤の寄付
  • 国内の障がい者の雇用創生

キフコレでは、家電・趣味用品・衣類・食器・ぬいぐるみ・贈答品など、リサイクル・リユースが可能な幅広い不用品の寄付を受け付けております。

「こんなものでも寄付できるの?」そのような疑問が浮かんだ場合は、こちらから寄付が可能な品目をご確認いただけます。

モノの循環利用は、持続可能な社会の実現への第一歩です。キフコレを利用して、あなたの不用品を地球全体で循環利用し、SDGsの達成に貢献しませんか。

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