社内で簡単に取り組めるSDGsは?事例と企業のメリット

持続可能でより良い社会を実現するために掲げられた「SDGs」。ニュースや新聞でも話題となり大手の企業から中小企業まで多くの企業がSDGsを社内でやっていこうとしています。

しかし、SDGsをやっていこうと掲げる企業は多いものの、社内で具体的なSDGsの取り組みができていないという企業は少なくありません。実際に、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が2024年7月に実施した「中小企業のSDGs推進に関する実態調査」によると、なにかしらSDGsにつながる取り組みをしている企業は17.0% と全体の2割程度と言われています。

そこで今回は、社内で簡単に取り組めるSDGsの事例と、企業がSDGsに取り組むことで得られるメリットを紹介していきます。

社内で取り組めるSDGs!簡単かつ手軽な事例

ここでは社内で取り組んでいる、簡単かつすぐに実施できるSDGsの取り組み5つを紹介していきます。

省エネを心がける

1つ目の取り組みは、日頃から省エネを意識して社内で過ごすことです。省エネのポイントは「節電」。例えば、使わない部屋はこまめに照明を消す、クールビズ・ウォームビズを社内で呼びかけて、冷房・暖房を使いすぎないようにしましょう。

日本では電気は火力発電がメインのため、石炭やガスなどの燃料を使って電気を作ります。電気を使う機会を減らすことは電気を作る際に発生する二酸化炭素の量も抑えることにつながります。

プラスチックの削減

2つ目に社内でできることは、「プラスチックを減らすこと」です。ペットボトルやビニール袋は使い捨てになりがちでプラスチックごみも増えてしまいます。そのため、社内で飲食する際はマイカトラリーやマイボトルの利用、休憩中の買い物もエコバッグ持参を推奨し、プラスチックごみの削減を呼びかけましょう。

また、カフェによってはマイボトル持参で割引もあり、ごみを減らすだけでなくお得にドリンクを飲める、といった情報を社内で共有することで、従業員が楽しくSDGsを意識するきっかけを作れるかもしれません。

ペーパーレス化

3つ目の簡単にできる事例は「ペーパーレス化」です。印刷物や用紙を減らすことで紙の使用頻度が減り、紙類のごみも減っていきます。またペーパーレス化することで、印刷物のコストも下がります。

紙を減らすには、社内資料は印刷ではなく、PDF化して社内のチャットに展開をする。交通費や経費精算などの提出物は紙ではなく、クラウドのスプレッドシートや共有フォルダーのエクセルに入力して申請するなど、ITを活用した取り組みがおすすめです。

環境に優しい通勤手段を選ぶ

4つ目の簡単なSDGsに関する取り組みは「環境に優しい交通手段を使うこと」です。社内で取り組める例としては、二酸化炭素の排出が多いマイカーではなく、公共交通機関や自転車の利用に手当を出すなど、エコ通勤の促進が挙げられます。

また、普段の移動も近場なら自転車や徒歩を選べば、二酸化炭素の排出を抑えて地球環境に良いだけでなく、自身の体も健康的なる、といったアドバイスの発信も効果的かもしれません。

不用品のリユース・リサイクル

他にも、社内でできることは、「不用品のリユース・リサイクル」を実施すること。社内で使っていた古いデスクやPC、筆記用具などはリユース・リサイクルによって廃棄物を削減できないか検討してみてください。

個人用として使いたい、と希望する従業員がいないか確認することもリユースにつながります。

企業がSDGsに取り組むメリットは?

企業がSDGsに取り組むことは、ごみやコストが減る以外にもメリットがうまれます。

企業価値の向上

SDGsに取り組むと、この企業は「収益だけでなく、社会の未来のために責任を持って貢献している」というイメージが付いて企業価値が向上します。

消費者や投資家、取引先からの信頼度が上がるだけでなく、新規開拓の際も企業イメージが良ければ成功する可能性は高くなるでしょう。

採用活動のアピールポイントに

SDGsに取り組むと企業イメージが上がり、従業員を募集する際のアピールポイントになります。 なぜなら、SDGsに取り組んでいると「この会社は社会貢献や環境のことを考えている」というメッセージが伝わり、会社の好感度が上がるからです。

またSDGsを取り入れ、好感度の高い会社で働くことは従業員の満足度向上につながり、離職率を抑えることにつながります。

新たなビジネスチャンスに

さらなるメリットとしては、SDGsに取り組むことで新たなビジネスチャンスが手に入るという点です。企業が生き残るためにも消費者のニーズを常につかみ続けることが欠かせません。しかし、ここ数年少子高齢化問題など、多種多様化した消費者のニーズに企業が順応していくことはなかなか難しい状況です。

そこで、環境問題や社会問題の課題に目を向けてサービスや製品を開発していけば、新しい市場に参入するチャンスが生まれます。また、SDGsに取り組むことで、新規事業への参入や新しい企業とのパートナーシップが生まれやすくなります。

すぐに取り組める社内SDGsのイベント

企業が取り組むSDGsは取り組みやすいものも数多くあります。取り組む際にステップとして社内でSDGsに関するイベントをやってみましょう。いろんなイベントが考えられますが、不用品を持ち寄って、寄付してみるという取り組みやすいものが有効的かもしれません。

そんなときに使えるおすすめのサービスが「キフコレ」です。

キフコレは使わなくなった電化製品や雑貨といった不用品の寄付を募るサービス。
寄付された不用品はリユース・リサイクルし、以下の4つの社会貢献につながるサービスを展開しています。

  • 不用品をリユース・リサイクルすることでゴミを減らして、環境保全の支援
  • 送るたび、SNSでシェアするたびに100Lの水をきれいにする浄化剤の寄付
  • 途上国の雇用創出・自立支援
  • 国内障がい者の雇用促進・就労支援

キフコレでは在庫品をはじめとする企業向けの寄付も対応しているため、廃棄コストの削減やSDGsの取り組みとしてぜひご相談ください。

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