なぜ片付けが面倒なの?怠惰とは違う”根本原因”を断ち切るには
「片付けようと思っても、どうしても面倒に感じて手が出せない」「そんな私は怠け者なのかも」と思っていませんか。
では、あなたは仕事や学校の課題なども面倒に感じ、結局やらないということはありますか。きっと多くの方は、面倒に感じながらも渋々始めて、なんとか終わらせるはずです。もしかすると、あなたが片付けをやりたくない原因は他にあるのかもしれません。
今回は、思考の偏りや片付け能力が根本となる「片付けを面倒に感じさせる原因」についてお伝えします。最後にご紹介する「原因別の対処法」を参考にし、片付けのイメージを変えて原因を断ち切りましょう!
片付けが面倒!やりたくない原因は?
ここでは、片付けが面倒に感じる原因を3つお伝えします。無理に片付けを始めようとする前に、まずは根本的な原因を知ると、対策が見つかりやすくなります。
片付ける必要性を感じない
「どうせまたすぐ使う」「片付けてもすぐ散らかる」のように、片付ける必要性を感じていなければ、当然片付けようとは思いません。とくに、自分の部屋や1人暮らしの家は家族に迷惑がかからないため、片付ける必要がないと感じる人が多いのではないでしょうか。
もちろん、片付ける必要性を感じていない人も、部屋を片付ければ気持ちよく過ごせることは知っているはずです。しかし、すぐに散らかる部屋の片付けに時間を使うことにメリットを感じていないため、片付けをやりたくないと思ってしまうのです。
片付け方がわからない
そもそも片付ける習慣がなければ、片付けの手順・ものの分別・収納方法などがわからず、なにから取り掛かればよいのかわかりません。ゴールまでの過程が明確にイメージできないため、先延ばししたくなるのです。
一方で、片付け方を教えてもらっても、どうしても片付け始められない方もいるでしょう。そのような場合、ADHD(注意欠陥・多動性障害)が原因となっていることもあります。
ADHDとは不注意・多動性・衝動性の特徴を持つ、先天的な発達障害の1つです。
ADHDの人は物事の優先順位づけや、不要なものの選別、スペースを活用した整理整頓が難しい特性を持ちます。そのため、どこからどのように片付けを進めればよいのかわからない人が多く見られます。 このような特性がみられる場合は、完璧な片付けをしようとするとストレスがたまる原因になるため、まずは専門の医療機関を受診しましょう。
一度で完璧に片付けようとしている
真面目で完璧主義な性格が災いして、部屋全体を一度で完璧に片付けようと思ってはいないでしょうか。
「真面目な人は片付けを面倒とは思わない」と感じるかもしれません。しかし、一度で完璧に片付けようとすると、まとまった時間や体力と気力も必要となり、片付けるまでのハードルが上がります。すると、「今日は時間がないから、また今度にしよう」と先延ばしにする原因になるのです。
大切なのは綺麗に完璧に片付けるより、片付けやすいこと。それを意識した収納をすると、片付けのハードルが下がるかもしれません。
片付けが面倒なときの対処法!
ここでは、先にお伝えした「片付けが面倒に感じる原因」に対応した、対処法をご紹介します。どうしても片付けが面倒でできなかった人も、少しずつ前向きに取り組めるようになるかもしれません。
片付けのメリットを知る
「片付ける必要性を感じない」が原因の場合は、片付けのメリットを知ることから始めましょう。
確かに、「すぐに使うもの」の片付けは手間に感じるかもしれません。また、おもちゃや家に届くDMなどは片付けてもすぐに散らかるため、片付けが面倒に感じるでしょう。
しかし、こまめに片付けると、次のようなさまざまなメリットがあります。
- 視界に入るものが減り、脳のストレスが軽減される
- 脳内にドーパミンが分泌され、やる気・集中力がアップする
- 気持ちが落ち着き、快眠につながる
- 掃除がしやすくなり、ハウスダストアレルギーの緩和につながる
- 小さな成功体験の積み重ねで、自己肯定感がアップする
- 探し物がすぐ見つかり、同じものをいくつも購入せずに済む
このように、片付けは心と体の健康を保ち、仕事や勉強などの効率を上げ、家計の節約につながります。「片付けは人生を前向きに変える」と言っても過言ではないほど、多くのメリットがあるのです。
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簡単な片付け方法をマスターする
「片付け方がわからない」が原因の場合は、簡単な片付け方法のマスターから始め、片付けのハードルを下げましょう。
おすすめの方法は、ざっくりとした収納法です。ものは収納の分類を細かくするほど片付けが面倒になるため、なるべく大まかにざっくり分類することがこの収納法のポイントです。
例えば、ボールペン・ハサミ・定規はそれぞれの収納場所を用意せず、ペン立てにまとめて収納してみましょう。ミニカー・電車のおもちゃ・飛行機おもちゃなどは「乗り物系のおもちゃ」として、同じ箱にざっくりと収納します。
また、ものの量を減らせば片付けがより簡単になります。複数個ある用途が似たものや、なんとなく捨てられずにいた不用品を処分すると、ものの分類が簡単になり、ざっくりした収納がしやすくなります。
タイミングを決めて小さな片付けを
「一度で完璧に片付けようとしている」が原因の場合は、タイミングを決めて、5分で終わる範囲を片付けるようにしてみましょう。片付けのハードルが下がり、先延ばしを防止できます。
すでに部屋全体が散らかっている場合は、一度にすべてを片付けたくなるかもしれませんが、ぐっと堪えて小さい範囲にしぼりましょう。また、片付けを無理なく習慣化するためには、毎日同じタイミングで片付けるようにするのがポイントです。
例えば、次のように「何かのついで」に片付けるようにすると、無理なく続けやすいでしょう。
- 夕飯前に、賞味期限の近い保存食品チェックする
- 帰宅時に、ポストに入っているDMを処分する
- 洗濯物の取り込み時に、衣類を家族別に仕分ける
- 入浴前に、お風呂を掃除する
- 寝る前に、床に置いているものを定位置に戻す
「5分だけ」と思って片付け始めると、気分が乗って5分を過ぎても片付けを続けたくなる人もいます。しかし、時間を延長しての継続はNGです。「片付け=疲れる」というマイナスイメージが付きやすくなり次回の片付けのハードルを上げるため、なるべく5分以内で切り上げるようにしましょう。
面倒な片付けが社会貢献につながる
先にお伝えしたとおり、ものの量を減らすと片付けがより簡単になります。しかし、まだ使えるものを捨てることに抵抗があり、なかなか捨てられずにいる方は多いかもしれません。
そのような場合は「キフコレ」を利用して、できるだけ安く、あらゆる品目の不用品をまとめて寄付してみませんか。
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お送りいただいた不用品はリユース・リサイクルに役立てられることもあるため、その過程で以下の4つの社会貢献につながるメリットがあります。
- 不用品をリユース・リサイクルすることでゴミを減らして、環境保全の支援
- 送るたび、SNSでシェアするたびに100Lの水をきれいにする浄化剤の寄付
- 途上国の雇用創出・自立支援
- 国内障がい者の雇用促進・就労支援
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