ルービックキューブの歴史!発祥から人気絶頂期まで解説
異なる6色で構成される立方体のパズル、ルービックキューブはほとんどの人が一度は触れたことがあるおもちゃではないでしょうか。
日本でも馴染み深いルービックキューブですが、いつ誰が何のためにつくり、どのように世界中の知れ渡ったのか、それは多くの人が把握していないことかもしれません。
今回はルービックキューブがどのように誕生し、多くの人に知られるようになったのか、その歴史を解説します。
ルービックキューブの歴史!誕生から現在まで
ルービックキューブは、おもちゃ屋や売店などで見かけ、日本でも定着しています。ルービックキューブはいつ誕生し、日本で定着したのでしょうか。その歴史をたどってみましょう。
ルービックキューブの誕生
ルービックキューブは1974年、ハンガリーの建築学者であり、ブダペスト工科大学教授だったエルノー・ルービックによって考案されています。
当時、エルノーは教え子に、3次元幾何学を説明するための「動くモデル」を探していました。
ヒントを探してドナウ川を訪れたところ、ひらめきを覚え、ルービックキューブの原型を作成。
それは、木製の立方体で3×3×3のキューブであり、各面を違う色に塗り分けましたが、動かしている間に元に戻せなくなってしまいました。
エルノーはこのときのことを「出発点に戻るまで1ヵ月かかった」と語っています。
おもちゃとして発売されるルービックキューブ
その後、エルノーは「マジック・キューブ」という名前で特許を取得。
1977年にハンガリーの玩具製造会社「ポリテクニカ」から最初のキューブが発売されました。
さらに、アメリカのメーカーであるアイデアル・トイ社が販売権を獲得し、発明者であるエルノーの名を冠した「ルービックキューブ」を1980年に発売します。
世界的に発売されたルービックキューブは、1980年から1983年にかけて約2億個も販売されたと推測されています。
ルービックキューブが日本で大人気に
日本でルービックキューブが注目されたきっかけは、1980年6月に朝日新聞で数学者も注目する「究極の立体パズル」と紹介されたことでした。
翌月、ツクダオリジナル(現メガハウス)から発売されると、1980年から1981年にかけて日本でもルービックキューブが大ブームに。
1981年2月には海賊版が出回る事態が発生しますが、正規品だけでも発売から8か月の間に400万個以上という売り上げを記録しています。
また、帝国ホテルで「第1回全日本キュービスト大会」が開催され、約400人の参加者が集まるほど、その人気は凄まじいものがありました。
ルービックキューブの人気が急激に低下
ツクダオリジナルは、1981年のゴールデンウィークに向けて30万個の追加発注を行いますが、想定外のことが起こります。
それは、人気アニメである「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」のブームでした。
このブームによってルービックキューブの売れ行きは急激に失速。
残った大量の在庫は、翌年のツクダの福袋に入れるなど、少しずつ売り続け、10年かけて処理することになります。
また、1982年にハンガリーのブダペストで第1回世界ルービックキューブ選手権大会が行われましたが、海外で急激な人気低下があり、それ以降は長らく国際大会が開かれなくなってしまうのでした。
再注目されるルービックキューブ
そんなルービックキューブが2000年代に入ると再び注目されるようになります。
インターネットの普及と共に愛好家同士の繋がりや解法の研究が進んだことで、少しずつルービックキューブの魅力が広がったのです。
それにより、2003年にはカナダのトロントで第2回大会が開催。各国で大会が開催されるようになり、2005年から日本でも日本ルービックキューブ選手権大会が行われます。
2020年9月から11月には「ルービックキューブ40周年展」も開催されました。
また、2007年7月から数年おきにルービックキューブの新作モデルが発売されています。
歴史あるルービックキューブを手離すなら
このように、ルービックキューブは誕生から紆余曲折を経て、世界中で定着しています。
しかし、ルービックキューブを買ったものの飽きてしまった、今は遊んでいない、という方も少なくないでしょう。
そんなルービックキューブを捨ててしまうことはもったいないことです。ただ、片付けなければ部屋の整理整頓を邪魔してしまうかもしれません。
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