引っ越し前に不用品を“安く手間なく”処分する「7つの方法」

引っ越し前は荷造りに大忙しで、なかなか不用品の処分まで手が回りませんよね。どのタイミングで、どのように処分すれば、引っ越し前までになるべく“安く手間なく”処分できるのでしょうか。

不用品の処分方法は、大きく分けて7つあります。今回は、7つの処分方法の中からあなたに合った方法が選択できるよう、特徴やメリット・デメリットをまとめました。

処分費用の安さ・処分にかかる手間や時間・買取価格・社会貢献度など、どれを重視するかで選んでみましょう。

引っ越しで出た不用品!処分する7つの方法

引っ越しで出た不用品は、さまざまな方法で処分できます。ここでは7つの処分方法の特徴やメリット・デメリットをご紹介しますので、あなたに合った方法を検討してみましょう。

ごみとして処分する

不用品をごみとして処分する場合は、引っ越しの1ヵ月前~2週間前までに、自治体や回収事業者の回収スケジュールを確認しましょう。

とくに粗大ごみの場合は、申し込み後すぐに回収してもらえない可能性があります。引っ越しが決まったら、早めに申し込んでおくと安心です。

粗大ごみの回収には回収費用がかかります。自治体によって異なりますが、次のような費用設定をしているところが多く見られました。

  • 家電…オーブンレンジ、食器乾燥機、ストーブなどは400円
  • 家具…タンス1,200円、食器棚800円、2人掛けソファ2,000円、シングルベッド枠1,200円、テーブル800円など

※パソコン、ピアノ、タイヤ、消化器、お店や会社の大型ごみなどは、多くの自治体で回収不可品目となっていますので注意しましょう。

粗大ごみの処分は費用が安く済む一方で、家の前や指定場所まで自力で不用品を搬出する手間があります。家族や友人など、搬出を手伝ってもらうことを前提に計画を立てましょう。

エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機・衣類乾燥機を処分する場合は、家電リサイクル法に従って処分する必要があります。自治体の委託業者に依頼する方法もありますが、対象家電を購入した家電量販店に引き取ってもらうと便利です。

お店によりますが、運搬費用を含めてエアコン・洗濯機・テレビは4,000円、冷蔵庫は6,000円ほどで回収してもらえます。

不用品回収業者に依頼

自治体で回収不可品目に指定されている不用品は、不用品回収業者へ回収を依頼すると便利です。業者によって異なりますが、引っ越しまでにあまり時間がない場合でも、回収してくれることもあります。

回収費用の相場は、トラック1台で10,000円~30,000円ほどです。粗大ごみの回収費用より高めなので、1点のみの回収よりも複数点の回収を依頼した方がお得に処分できます。

大型家電・家具だけでなく、ゴルフクラブや釣り竿などの趣味用品、衣類、子どものおもちゃなど、さまざまな種類の不用品をまとめて短時間で処分したい方におすすめの方法です。

リサイクルショップで買取

不用品の中でも、まだ使用できるものはリサイクルショップに持ち込んでみましょう。品目によって無料での引き取りになる場合もありますが、次のような品目は買取ってもらいやすくなります。

  • テレビ
  • カメラ
  • パソコン
  • ジュエリー・時計
  • アンティーク家具
  • ゲーム機
  • 音響機器
  • 電動工具
  • 楽器
  • 高級酒

リサイクルショップによっては、買取を得意とする品目があります。より高く買取ってもらえるよう、品目に合った専門性の高いお店に持ち込みましょう。

ただし、持ち込んだ不用品をすべて引き取ってもらえるとは限りません。そのため、引っ越しまでに余裕のある方に合った処分方法といえるでしょう。

ネットオークションやフリマアプリ

引っ越しまでに余裕があり、自分で出品価格を設定したい場合はネットオークションやフリマアプリを利用してみましょう。

リサイクルショップでは店員の査定で買取価格が決定しますが、ネットオークションやフリマアプリでは最低落札価格を自分で設定できます。そのため、希望以下の値段で安く買いたたかれる心配がありません。

マニアの多い品目やレアな品目は、高値を付ける人もいるので高く売れやすくなります。「高価なものだから、なるべく高く売りたい」という方に合った方法でしょう。

しかし、出品や発送の手間がかかる、個人間のトラブルが起きやすい、手数料がかかるなどのデメリットもあります。安全な利用方法や丁寧な発送ができるよう、できるだけ時間に余裕を持って活用しましょう。

引っ越し業者が対応してくれる場合も

引っ越し業者の中には、引っ越し作業と同時に不用品の回収や買取をしてくれるところもあります。業者によって異なりますが、次のような品目を対象としているところが多く見られます。

  • リサイクル家電4品目
  • ピアノ
  • ダイニングテーブル
  • ベッド
  • ソファ

回収費用には、「リサイクル料金+運搬費用」が含まれています。例えば、リサイクル家電4品目の場合、1点あたり4,000円~10,000円程 を設定している業者が多く見られます。

回収費用は高めですが、大型家電や家具を引っ越しと同時に処分できる点が最大のメリットです。粗大ごみの処分のように、申し込みや搬出に時間や手間を掛けずに済むため、引っ越しの荷造りに集中できます。

ただし、すべての大型家電や家具が対象となるわけではありません。引っ越し業者への申し込み時に、対象品目をあらかじめ確認しておくと安心です。

友人や知人など譲れる人を探す

「ベビー用品」「おもちゃ」などの使用期間が限られているものや、「趣味用品」「高級家電」などは、友人や知人などへの譲渡も1つの方法です。処分費用が掛からないうえに、引き取る側にもメリットの大きい“Win-Winな方法”といえます。

小さな子どもがいる親戚や友人、1人暮らしを始めた知人に声を掛ければ、喜ばれるかもしれません。

譲る場合は撮影した写真を見せるだけでなく、現物を見せた方がお互いに納得しやすくなります。譲ることが決定した場合は、譲る相手に来てもらったり相手の家へ運搬したりする必要があるため、引っ越しまでに余裕がある人に向いた方法です。

不用品の寄付を募るサービス

不用品を売ったり身近な人に譲ったりするだけでなく、「寄付」という形で社会貢献する方法もあります。

寄付というと募金をイメージする方が多いかもしれませんが、リユース・リサイクルが可能な不用品の寄付を募るサービスもあるのです。インターネットで「品目名 寄付」と検索すると、さまざまなサービスが見つかります。

対象品目は家電・キッチン用品・趣味用品・おもちゃ・文房具・衣類など、サービスによってさまざまです。ごみとして処分する前に寄付サービスの利用を検討し、ごみの減量やモノの循環利用に協力してみましょう。

しかし、汚れや破損が激しいものは対象外となる場合が多いので、すべての不用品を寄付できるとは限りません。サービスによっては返送されてしまうこともあるので、回収の申し込み時にサービスを行う団体や企業へ確認を取りましょう。

引っ越しで出た不用品は処分せず寄付

引っ越し前は荷造りが忙しく、不用品の処分にあまり時間や手間を掛けられないかもしれません。そのような場合は「キフコレ」を利用して、できるだけ安く、あらゆる品目の不用品をまとめて寄付してみませんか。

キフコレはご自宅で梱包し配送するだけで1点から気軽に寄付できるサービスです。配送前に事前に申し込む必要がないため、お好きなタイミングでお送り頂けます。

お送りいただいた不用品はリユース・リサイクルに役立てられることもあるため、その過程で以下の4つの社会貢献につながるメリットがあります。

  • 不用品をリユース・リサイクルすることでゴミを減らして、環境保全の支援
  • 送るたび、SNSでシェアするたびに100Lの水をきれいにする浄化剤の寄付
  • 途上国の雇用創出・自立支援
  • 国内障がい者の雇用促進・就労支援

キフコレでは、家電や趣味用品・衣類・食器・ぬいぐるみなど、リサイクル・リユースが可能な幅広い不用品の寄付を受け付けています。

「こんなものでも寄付できるの?」そのような疑問が浮かんだ場合は、こちらから寄付が可能な品目をご確認いただけます。

モノは“捨てずに循環利用する時代”です。新しい家へ運ぶ荷物を減らし、誰かの笑顔を増やすサービス「キフコレ」を活用してみませんか。

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