セガサターンは種類がいくつもある?型番や機能の違いとは

90年代に青春を送った人なら「セガサターンにするか、プレイステーションにするか」という選択肢で迷った経験があるでしょう。次世代ゲーム機戦争と言われたほど、この2つは比べられていましたが、セガサターンは「負けたハード」として語り継がれています。

そんなセガサターンですが、さまざまな種類があったことをご存じでしょうか。セガサターンの種類や型番の違いについてご紹介いたします。

セガサターンとは?型番の種類が豊富

セガサターンとはどういったゲーム機だったのか、まずはおさらいしてみましょう。

セガサターンは1994年11月にセガ・エンタープライゼスから発売された家庭用ゲーム機です。セガにとって6番目のコンシューマゲーム機だったため、太陽系第六惑星である土星から、その名称が付けられました。

バーチャファイターや電脳戦機バーチャロン、サクラ大戦シリーズなど、数々の名作を世に出し、シリーズ累計700万台以上を叩き出すほどの名ハードとして現在も評価されています。しかし、プレイステーションと激しい競争を繰り広げた結果、ハード面とソフト面の両方で劣勢に陥ってしまい、セガサターンは「負けたハード」として歴史に名を残してしまうのでした。

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ただ、プレイステーションとの競争に敗北しただけであって、セガサターンが大人気ハードだったことは間違いありません。その証拠として、セガサターンはさまざまな種類の型が発売され、それぞれの特色があります。

セガサターンはどのような種類や型番があるのか、気になる人も多いはず。セガサターンのバリエーションにどんなものがあったのか見てみましょう。

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それでは、セガサターンの種類と型番をご紹介します。

セガサターン 前期型

1994年11月22日に発売した、灰色の初期型セガサターンです。パッケージの型番はHST-0001、本体の型番はHST-3200。価格は44,800円でした。

2段構成の基盤と本体正面から見て左側にある丸型の通風孔が特徴。低消費電力型で発熱は少ないものの、多くのプロセッサや電源トランスを内蔵しているため、本体の温度が高まると、故障や誤作動の原因となり、通風孔を封じることがないよう、置き場所に注意を配る必要がありました。

セガサターン 中期型

1995年前半より出回り始めた中期型のセガサターン。小型のパッケージで本体は灰色。パッケージの型番はHST-0004、本体の型番はHST-3210です。

部品や基板の配置が変更、全体的な構造も最適化されたことで本体側面や底面の通風孔削減。2つ並んでいた電源ランプとアクセスランプのLEDはそれぞれ1つとなりました。

1955年6月、100万台キャンペーンBOXとして「バーチャファイターリミックス」が同梱されたモデルを34,800円で発売。同年7月からは通常版の発売が再開され、ソフトなしで定価34,800円となりました。

さらに、11月からは年末年始商戦に向けて5,000円のキャッシュバックを2ヵ月限定で実施。店舗による値引きも含めると24,800円程度で購入が可能となっていました。

セガサターン 後期型

本体の低価格化とデザインを一新した後期のセガサターン。パッケージの型番はHST-0014、本体の型番はHST-3220となります。

1996年の3月セガは戦略発表会で、大量生産によるコストダウンと内部回路の簡略化といった工夫により、20,000円という価格を実現した、と発表。補償期間が6ヵ月から12か月に延ばされ、灰色だったカラーも白に変更されました。

しかし、実際のところ初期のHST-3220は内部構造がHST-3210とほぼ同じであり、製造コストの削減は後追いで行われています。また、内部構造変更の影響によって、後に生産されていた個体は一部のソフトとの互換性が失われてしまいました。

スケルトンセガサターン

1998年4月に発売した、30,000台限定のセガサターン。その名の通り本体とコントローラーがスケルトン仕様になっています。パッケージの型番はHST-0021、本体の型番はHST-3220となり、価格は20,000円でした。

白いセガサターンを半透明にしたものであり、「This is Cool.」というプリントが加えられていることも特徴。このモデルも後期型の最も後に生産された個体と同様に一部ソフトとの互換性が失われています。

Vサターン

Vサターンは、ワンダーメガの後継で、セガサターンと同仕様の交換機。発売日は初期のセガサターンと同じ日となりますが、価格は若干の違いがありました。

ビクターから発売されただけで基本的な性能に変わりはありませんが、本体の配色やパッケージのデザイン、起動時のロゴが異なるといった特徴があります。型番はRG-JX1。

Hiサターン

Hiサターンは、1995年4月に日立から発売されたセガサターンです。こちらも基本的にはセガサターンと同じですが、ビデオCD・フォトCD再生機能を標準で備えたマルチメディアプレイヤーである、という特徴も。本体のデザインも黒がメインで、起動時のロゴも異なり、価格は64,800円と他に比べて差があります。型番はHSS-0137。

サムスンサターン

サムスンサターンは、1995年2月に発売した韓国版のセガサターン。ハード、ソフト共にサムスン電子が正式に韓国でライセンス生産・販売していました。

リージョン設定は日本と同一であることから、日本版のセガサターン用ソフトがそのまま利用可能。逆にサムスンサターン用ソフトも日本版サターンで利用できました。

種類が豊富なセガサターンを手離すなら

このように、セガサターンはさまざまなバリエーションが出るほど、大人気のゲーム機でした。もし、自宅で眠っていたセガサターンを持て余しているのだとしたら、寄付してみるという選択肢はいかがでしょうか。

キフコレなら、寄付いただいた不用品をリユース・リサイクルに役立てるため、思い出深いセガサターンもただ処分するのではなく、別のどこかで再び活躍する可能性もあります。

またキフコレにお送りいただいた不用品はリユース・リサイクルされ、その過程で以下の4つの社会貢献につながります。

  • リユース・リサイクルによる環境保全
  • 途上国での修理依頼による雇用創生
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「こんなものでも寄付できるの?」そのような疑問が浮かんだ場合は、こちらから寄付が可能な品目をご確認いただけます。

セガサターンの他にも電化製品や生活雑貨を片付ける機会があれば、ただごみとして処分してしまうのではなく、キフコレに寄付することを検討してみてください。

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