もったいないの呪いから解放されて処分できるようになるコツ!
「いつか使うから捨てるのはもったいない」「捨てることは悪いこと」。このようなことが頭に浮かび、ものをなかなか処分できない方は、「もったいない」という言葉の呪いに縛られているのかもしれません。
本来の意味を知らずに、捨てずにいることが「もったいない」精神だと信じている人は要注意です。意味を正しく理解すれば、呪いの言葉から解放され処分しやすくなるかもしれません。ものを気軽に処分できるようになれば、生活・健康・仕事など、あらゆる面の改善にもつながります。
今回は、もったいないの呪いに悩む方へ、罪悪感なくものを手放せるようになるコツをご紹介します。
もったいないの呪いはいつ誕生したのか
「もったいない」は仏教用語が発祥の言葉で、「ものの価値をなくしてしまうことが惜しい」という意味があります。
仏教には、「物事はすべて繋がっていて、互いに関係し合って存在している」という、ものに感謝し尊敬する教えがあります。そのため、まだ食べられるものや使えるものを無駄にしたり、捨ててしまったりすることは「もったいない」と考えるようになりました。
また、戦時中や戦後は物資が不足し貧しい生活を強いられたため、もったいない精神が強く定着。食べ物やものへの執着が強くなり、不用なものですら捨てづらくなっていきました。これがもったいないの呪いが誕生するきっかけとなり、片付けられない原因の1つになっています。
もったいないの呪いを解く考え方
もったいない精神は日本の素晴らしい考え方ですが、あなたにとって呪いの言葉になっていませんか?もったいないの呪いを解くためには、ものが持つ価値の活かし方を考え直す必要があります。
ここで紹介する5つの考え方を知って、本当にもったいないのは、「処分せずに持っているだけの状態」であることに気づきましょう。
いつか使うかもの「いつか」はこない
「いつか使うかもしれない」の”いつか”の時期を、具体的にイメージできない場合は、今後使うことはないでしょう。
もったいないの本来の意味を思い出してみてください。使わずに持っているだけでは、価値をなくしてしまう惜しい状態なのです。
“いつか”の時期がイメージできない場合は、「処分しない方が、価値がなくなるからもったいない」と考えてみませんか。もったいないという言葉が持つイメージを書き換えられるかもしれません。
ものを捨てる罪悪感について考え直す
オークション事業を行う企業オークネットが2021年に行った調査では、不用品を捨てられない理由の1位が「まだ使える状態の品のため、捨てるのに罪悪感がある」でした。15歳~90歳の45.8%が、ものを捨てることに罪悪感を持っていたのです。
確かに、まだ使えるものを捨ててしまうことは「もったいない」ですが、持っているだけでは価値を活かせません。売る・譲る・寄付するなど、捨てる以外に手放す方法を検討すれば、罪悪感を減らしながら気持ちよく処分できるようになります。
しかし、すぐに売ったり、譲ったり、寄付したりできる先がなければ、処分のタイミングを失い、ものが溜まる原因になります。なるべく手間なく利用できるサービスを見つけておき、不用品が出たタイミングですぐに処分できるようにしておきましょう。
ものを溜め込むことは損している
ものを溜め込むことで、多くの損をしていることはご存知でしょうか。
- 収納スペースがなくなり、ものが片付かなくなる
- ものが見つけづらくなり、探す手間や時間がかかる
- ものが溢れた環境では、仕事の能率が上がりにくくなる
- ものが見つからず、同じものを何度も購入してしまう
- ものの価値をなくしてしまう
このように、ものが片付きにくくなったり、時間やお金を無駄にしてしまったり、価値をなくしてしまったりなど、損が多いことに気付くだけでも手放しやすくなります。
ものを手放すだけで生活全体が豊かになり、ものも誰かに活用されることで本来の価値を発揮できる。このようなイメージを持てば、もったいないの呪いから解放され、手放しやすくなるかもしれません。
もったいないが行き過ぎると健康被害の恐れも
もったいないという気持ちが強すぎて、ものを溜め込んでしまうと、心身の健康を損なうこともあります。
ものであふれた家は掃除や通気がしにくく、ハウスダストやカビの発生原因になります。アレルギーを引き起こし、健康を害する恐れがあるのです。
また、人は散らかった環境に身を置くだけでストレスや不安が生まれることがわかっています。家にいるだけでイライラしてしまう、落ち着かない。そのような場合は、溜め込んだものが心の健康へ影響を与えているかもしれません。
心身の健康を損ねてまで、もったいない精神を強く持つ必要はありません。健康を最優先に考え、不用品を処分していきましょう。
「手放す=捨てる」ではない
もったいないという言葉の呪いに悩まされてしまう原因は、「手放す=捨てる」と考えているからかもしれません。
しかし、手放す方法は「捨てる」だけしかないのでしょうか。
あなたにとっての不用品は、誰かが必要としているものかもしれません。リユース・リサイクルできるものは、譲ったり寄付したりすることもできます。
「手放す=社会貢献」このような考え方になれば、「もったいない」という気持ちを避けられ、気持ちよく手放せる習慣が身に付くかもしれません。
もったいないの呪いは悪い意味ではない
もったいない精神は、ものを尊敬し感謝する気持ちから生まれた、日本が世界に誇るべき文化です。もったいない精神が生み出した、Reduce(リデュース)・Reuse(リユース)・Recycle(リサイクル)の文化は、環境問題を解決する重要な概念として世界からも注目されています。
「もったいない」を呪いの言葉にしないためにも、不用品は溜め込まずにキフコレを利用して手放してみてはどうでしょうか。リユース・リサイクルする習慣が自然と身に付くかもしれません。
キフコレはご自宅で梱包し配送するだけで1点から気軽に寄付できるサービスです。配送前に事前に申し込む必要がないため、お好きなタイミングでお送りいただけます。
お送りいただいた不用品はリユース・リサイクルされ、その過程で以下の4つの社会貢献につながります。
- リユース・リサイクルによる環境保全
- 途上国での修理依頼による雇用創生
- 途上国へ100リットルの水をきれいにできる浄化剤の寄付
- 国内の障がい者の雇用創生
キフコレでは、家電や趣味用品・衣類・食器・ぬいぐるみなど、リサイクル・リユースが可能な幅広い不用品の寄付を受け付けております。
「こんなものでも寄付できるの?」そのような疑問が浮かんだ場合は、こちらから寄付が可能な品目をご確認いただけます。
不用品の新たな価値を生み出す好サイクルで、もったいない精神を生かしませんか。