「もったいないから捨てられない」の正体と攻略方法とは
ある調査では、断捨離の際に「もったいない」と感じる人は7割以上もいた、という結果が出ました。では、もったいないと感じたものを捨てた場合、人はどれだけ後悔するのでしょうか。意外なことに、「もったいない」と感じつつも断捨離できた人の96%は後悔していないといいます。
もしかしたらあなたも、「もったいないから捨てられない」のではなく、ものに執着する気持ちを手放せず、捨てられなくなっている恐れがあるのです。
本記事では捨てられない原因別に、捨てられるようになる考え方や捨て方をお伝えします。あなたにとって本当に大事なものだけを残し、より充実した生活を手に入れましょう!
「捨てられない」はもったいないが原因?
あなたの「捨てられない」という気持ちは、本当に「もったいない」という気持ちが原因なのでしょうか。もしかすると、小さい頃から「もったいないから、捨ててはいけない」と言われて育ち、「捨てること=悪いこと」だと認識していることが原因の1つかもしれません。
戦争でものが手に入らず苦労した祖父母が「もったいない」とよく言っていた、祖父母から「もったいない精神」を受け継いだ親がものを捨てることが苦手だったなど、思い当たることがあるのではないでしょうか。
また、ものがあることで得られる安心感に執着し、捨てることに不安を抱いて捨てられない人もいます。
つまり、捨てられない原因は「もったいないから」ではなく、ものを捨てることに対する固定概念や執着する気持ちが邪魔をしていることもあるのです。
もったいなくて捨てられない気持ちの正体
それでは、「もったいなくて捨てられない」という気持ちの裏に隠された、本当の気持ちにはどのようなタイプがあるのでしょうか。
あなたが何に執着をして捨てられずにいるのか、まずは正体を知ることが大切です。各タイプの解決策についてもお伝えしますので、今日から実践してみましょう。
支払ったお金がもったいない
捨てようとしたときに、買った時の値段が思い浮かぶ方はこのような気持ちを持っているかもしれません。「1万円もしたのに捨てるなんてもったいない」「お金を捨ててしまう気がして捨てられない」このように思ってはいませんか。
しかし、捨てようと思った時点で、あなたにとってそれは価値のないものになっています。片付けたい気持ちを邪魔している存在になっているので、むしろ持っているだけで損をしているとも捉えられます。
「持っているだけでは1円の利益も生み出さない」と言葉にしてみると、捨てる決断ができるようになるかもしれません。
いつか使うと思うともったいない
このような気持ちを持っている方は、捨てる判断をする基準が明確に定まっていないのかもしれません。
このように、捨てる判断をする基準を明確にし、基準を満たさない場合は捨てるようにしましょう。
まだ使えると思うともったいない
壊れているものは捨てやすい一方で、まだ使えるものは捨てることに罪悪感をおぼえやすいものです。しかしこの考えは、「支払ったお金がもったいない」と思う感覚と似ています。
つまり、まだ使えるものでも「今使っていないもの」や「今後も使う予定のないもの」は、持っているだけで損している状態です。家に同じものがいくつもあるのに、使っているものは1つだけ。このような状態の文房具やキッチン用品などは、あなたの家にあるだけで価値を失っていきます。
理屈はわかっていても、どうしても捨てられないという方は、必要としている人へ譲ったり寄付したり、売ったりする選択肢もあります。誰かに使ってもらうことで、手放す判断がしやすくなるかもしれません。
想い出を捨てるようでもったいない
次のようなものを捨てようとする際、想い出を捨てるようでもったいないと感じていませんか?
- 友人の結婚式の引き出物
- 誰かにもらったプレゼント
- 写真
- チケットの半券
- 手紙
写真やチケット、手紙など、見ると気持ちが癒されるものは無理に捨てる必要はありませんが、残す量を制限しましょう。ファイリングできる量や、見ると癒されるものだけを残しておくようにすると、管理がしやすくなり見返す楽しみもできます。
どうしても捨てられない場合は、撮影をしてデータ化してしまえば、収納スペースを確保する必要がなくなります。
引き出物やプレゼントなどは、実用的に使えるものや、あるだけで元気になれるもの以外は捨てるようにしましょう。未使用のものや状態のよいものは、譲ったり売ったりすることで罪悪感なく手放せます。
もったいなくて捨てられないと損をする?
捨てられないだけで、あなたは多くの損をしているかもしれません。どんな損につながるかについて知り、今日から充実した生活を手に入れましょう!
スペースがもったいない
使わないものを捨てずに収納していると、その分、収納スペースが奪われてしまいます。本当に必要なものを収納するスペースが確保できず、部屋がものであふれる原因になってしまうのです。
また、部屋がものであふれれば、目から入る情報が多くなることで集中力の低下を招きます。必要なものだけを残せばものの定位置が決まりやすくなり、部屋が片付きやすくなるでしょう。
時間とお金がもったいない
捨てられないものが溜まっていくと、どこに何があるのか把握しづらくなってしまいます。
今すぐ必要なハンコが見当たらず探し回り、ついには見つからず、ハンコを購入してしまったことはないでしょうか。このように、ものの場所を把握しづらくなるだけで、探す時間もお金も無駄にしてしまうのです。
つまり、不用なものを捨てて整理整頓ができれば、時間もお金も節約することができます。
使われないものがもったいない
捨てられないことで最ももったいないことは、ものの価値を下げてしまうことです。まだ使えるものでも、使わなければ価値を発揮できないからです。
しかし、ものの価値は使う人や場所によって大きく変化します。必要な人や場所で使われると、誰かの生活を便利にしたり、楽しくしたりすることで再び価値が生まれます。
壊れたものでも、スマートフォンやパソコンなどのような貴金属を使った製品は、再資源化によって新たな価値を生み出します。
「もったいなくて捨てられない」を卒業するなら
「まだ使えるものはどうしても捨てられない」
「誰かにまた使ってもらえたら……」
「でも、譲り先が見つからない」
「結局、譲ったり売ったりできずに溜めてしまう」
こんなお悩みはございませんか?
もし、捨てられない不用品の中にリサイクル・リユースが可能なものがございましたら、キフコレに寄付してみませんか。キフコレはご自宅で梱包し配送するだけで、1点から気軽に寄付できるサービスです。配送前に事前に申し込む必要がないため、思い立ったタイミングでお送りいただけます。
お送りいただいた不用品はリユース・リサイクルされ、その過程で以下の4つの社会貢献につながります。
- リユース・リサイクルによる環境保全
- 途上国での修理依頼による雇用創生
- 途上国へ100リットルの水をきれいにできる浄化剤の寄付
- 国内の障がい者の雇用創生
キフコレでは、家電・キッチン用品・雑貨・おもちゃ・ぬいぐるみなど、リサイクル・リユース可能な幅広い不用品の寄付を受け付けております。
「こんなものでも寄付できるの?」そのような疑問が浮かんだ場合は、こちらから寄付が可能な品目をご確認いただけます。
「寄付を通じて社会貢献につなげる」キフコレの好循環なサイクルを活用して、もっと気軽にものを手放しませんか。