家事ハラとは?ハラスメントになる原因と対策を解説
かつて、多くの人が「家事は妻がやるもの」と認識していましたが、現在は「家事は夫婦で協力すべきもの」「夫も家事をやるべき」という意見が一般的です。
しかし、世の夫の中には積極的に家事を頑張ろうと思っていても「妻に怒られてばかり」と肩を落としている人も少なくないでしょう。それは「家事ハラ」と言われるハラスメントを受けているかもしれません。
家事ハラとはどういう行為なのでしょうか。また、家庭の中で家事ハラが起きないためには、どのような対策が必要なのか考えてみましょう。
家事ハラとは?なぜ夫は怒られるのか
家事ハラとは「夫が家事を行ったとき、妻からの必要以上に強いダメ出しを受けてしまうこと」を指します。もちろん、夫と妻の立場が逆だったとしても、家事ハラに該当します。
この説明だけを見ると、ダメ出しされる側だけが可哀そうに感じるかもしれませんが、これはお互いの心無い一言が原因になっていることがほとんどです。
そのため、どのような言葉や態度が家事ハラにあたるのか、把握しておくとトラブルを回避できるはず。どんな言動が家事ハラに当たるのか、把握しておきましょう。
ちなみに、家事ハラは、和光大学教授の竹信三恵子氏による「家事労働ハラスメント」という言葉が元となり、その意味は家事労働を無償で女性に押し付ける社会の行為を指していました。しかし、2014年に大手住宅メーカーが「夫の多くが妻からの家事ハラを受けている」という調査結果を出したことで、一般的にこちらの意味で認識されるようになっています。
家事ハラに該当するワード
それでは、パートナーに対して必要以上に強くダメ出しをするという意味の家事ハラは、どういった言動が該当するのでしょうか。具体的なワードとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 何でこれくらいのこともできないの?
- まだ汚れているけど本当にやったの?
- 時間かけ過ぎじゃない? いつまでやっているの?
- これなら頼まなければよかった!
- どんだけ要領悪いの?
などなど。確かに読んでみるだけでも心が痛むようなワードですね。
また、言い方によっても家事ハラの度合いが変わってきます。苛立った様子や攻撃的な口調になるとハラスメントの度合いが強くなってしまうため、ダメ出しする側は注意しなければなりません。
家事ハラの影響で夫婦関係に亀裂が
家事ハラは、夫婦関係が悪くなる大きな原因になります。
人間関係に亀裂が入る原因は、相手を非難することが始まりです。非難に拍車がかかると、相手を侮辱してしまうことも。さらには自己弁解から責任を押し付け合ってしまうと、お互いの信頼関係は崩壊してしまうでしょう。
家事ハラは非難と侮辱につながりやすく、責任の押し付け合いになってしまう恐れがあるので、頻繁に行われている場合は、早急に対策を講じる必要があります。
家事ハラの対策方法とは?注意すべき点
それでは、家事ハラを起こさないためには、どのような対策が必要なのでしょうか。
コミュニケーション不足に注意
家事ハラを防ぐためには、夫婦間のコミュニケーションが重要です。コミュニケーションが不足していると、相手がどれだけ疲れているのか、何を気にしているのか、どんなときに怒るのか、という点に気付きにくくなってしまいます。
十分にコミュニケーションを取って信頼関係を結んでおけば、相手に怒ったり怒らせたりする機会も減ることでしょう。
相談して家事分担を決める
十分にコミュニケーションが取れているのであれば、相談して家事の分担を決めてみましょう。
分担を決めるとき、重要なのは押し付け合わないこと。できるだけ、お互いの得意なもの、苦手なものを把握した上で、強い負担を感じないように注意して決めてください。
ダメ出しに強い言葉は使わない
どうしても相手の家事に口を出したくなったときは、強い言葉を使わないよう気を付けましょう。
誰であっても非難されてしまうと反発してしまうものです。さらに反発し合うことになれば、夫婦間に亀裂が入ってしまうことに。
また、感謝の言葉も忘れてはなりません。ダメ出しするにも、まずは感謝から入り、柔らかい言葉で直してほしい点を指摘してみてください。
家事ハラ対策に整理整頓を心がけよう
家事ハラの対策として、整理整頓された部屋に保つことも効果的です。部屋が片付いていないと、人によっては落ち着かず、苛立ってしまうこともあり、家事ハラにつながってしまうのです。
また、整理整頓された部屋をキープすることは、ものが増えすぎてしまうと難しくなってしまいます。もし、利用頻度の少ない家電製品や生活雑貨があれば、片付けを検討してみてください。
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